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【論文掲載】食道癌・胃癌に発現するイオンチャネルの分子機能を解明

研究のポイント

  • 食道癌・胃癌及びそれらの癌幹細胞における、様々なイオンチャネルの発現機能解析により、新たなアポトーシス・細胞周期の制御メカニズムや、予後因子としての意義を解明。
  • 癌幹細胞特異的に発現するイオンチャネルを標的とし、その阻害剤や賦活剤を利用した、新たな癌治療法開発への応用が期待される。

研究概要

京都府立医科大学大学院医学研究科 消化器外科学 学内講師 塩崎敦、教授 大辻英吾、細胞生理学 名誉教授 丸中良典ら研究グループは、上部消化管癌における、イオンチャンネルを介した新たな細胞死・生存制御機構を解明し、本件に関する新知見と既報をまとめた総説論文が、科学雑誌『Frontiers in Cell and Developmental Biology』に2021年3月11日付けで掲載されましたのでお知らせします。
本研究は、食道癌・胃癌及びそれらの癌幹細胞における様々なイオン輸送体の発現に着目したもので、アポトーシス・細胞周期の新たな制御機構や、臨床病理学的因子との相関・予後予測因子としての意義を解明しました。本研究成果をもとに、今後は癌細胞に発現するイオンチャネルを標的とした、新たな癌治療法開発への応用が期待されます。

論文情報

論文タイトル:Roles of Ion and Water Channels in the Cell Death and Survival of Upper Gastrointestinal Tract Cancers
和文タイトル:上部消化管癌の細胞死・生存における、イオンチャンネル及び水チャネルの役割
雑誌名:Frontiers in Cell and Developmental Biology
代表著者
京都府立医科大学大学院医学研究科 消化器外科学・塩崎敦
共同著者
京都府立医科大学大学院医学研究科 細胞生理学・丸中良典
京都府立医科大学大学院医学研究科 消化器外科学・大辻英吾
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