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【論文掲載】金色のユーグレナ®が免疫細胞を活性状態にすることをヒト試験で確認 自然免疫・獲得免疫の両方に働きかけ、風邪様症状の発生を抑制

研究概要

 今回、人を対象とした金色のユーグレナ®*1(パラミロンEOD-1®(*23摂取試験により、多面的な免疫調節機能の評価を行い、自然免疫*4)(単球)(*5)と獲得免疫*6)(T細胞)(*7)両方の免疫細胞を活性状態にすることで免疫機能を維持し、風邪様症状の発生を抑制することが初めて見出されました。
 2019年から新型コロナウイルスの感染拡大が始まり、現在は5類感染症に移行しましたが、依然として感染の波は押し寄せています。また、今年は季節外れのインフルエンザウイルスの流行も報告され、さらなる感染拡大が懸念されています。様々な感染症に対する懸念が広がる近年、健康的な生活を送る上で、日常的に免疫機能の維持に努めることは重要であり、本研究が人の免疫機能維持に貢献することを期待しています。
 本研究は、京都府立医科大学(学長:夜久均)生体免疫栄養学講座 内藤裕二教授(パラミロン研究会 理事)、東京薬科大学(学長:三巻祥浩)薬学部 免疫学教室 大野尚仁名誉教授(パラミロン研究会 理事)、安達禎之教授、女子栄養大学(学長:香川明夫)栄養学部 生体防御学研究室 石橋健一准教授と株式会社神鋼環境ソリューション(社長:佐藤幹雄)の共同研究として実施しました。本試験においては主観評価(風邪様症状)と共に免疫細胞などの網羅的な解析を行い、メカニズムの一端を解明しました。なお、本研究成果は、国際学術誌「Journal of Functional Foods」に掲載されています。
【用語解説】
(*1)金色のユーグレナとは
 株式会社神鋼環境ソリューションが機能性を発見した新規株「ユーグレナグラシリスEOD-1株」を光合成させずにタンクの中で純粋培養したもの。株そのものが持つパラミロンを豊富に含有する特長に加え、光を遮蔽した製造方法を採用することにより、パラミロン含有率は70%を超える。特許番号:特許第6329940号
(*2)パラミロンとは
 ユーグレナが体内に貯蔵する独自の成分で、3本の直鎖状のβ-1,3グルカンがねじれあう螺旋構造をしている。パラミロンの形状はユーグレナの種類によって特徴があり、棒状やリング状、球状など様々な形状がある。一般的に、光合成で育てたユーグレナのパラミロン含有量は7~10%程度である。パラミロンに関する詳しい情報(パラミロン研究会HP):https://paramylon.jp/東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻の大村紗登士大学院生、中川綾哉大学院生、濡木理教授らは、クライオ電子顕微鏡(注1)を用いて、V型CRISPR-Cas酵素(注2)として最小の大きさのAsCas12fの立体構造を決定しました。
(*3)パラミロンEOD-1とは
 株式会社神鋼環境ソリューションが機能性を発見したユーグレナの新規株「ユーグレナグラシリスEOD-1株」に含まれるパラミロン。株式会社神鋼環境ソリューションの研究により免疫力の向上、精神的・身体的疲労感の軽減、自律神経バランスの調整、血糖値上昇抑制、LDLコレステロール低下などの効果を確認している。パラミロンEOD-1に関する詳しい情報:https://eod1-paramylon.com/
(*4)自然免疫とは
 病原体等の侵入者をいち早く感知し、最前線で排除するシステム。自然免疫を担う細胞は、病原体等にあって私たちの細胞には無いさまざまな分子を認識する受容体をもっており、これによって病原体等に速やかに反応して病原体等の侵入をやっつけようとする。
(*5)単球とは
 主に自然免疫に働く免疫細胞で、血液を循環する白血球の3~8%を占め、細菌などの異物を細胞内に取り込み、消化する。また、異物の一部を細胞表面に提示し(抗原提示)、これをT細胞が認識する。このとき、CD80などがT細胞のCD28と結合することが必要となる。単球は、組織においてはマクロファージや単球由来樹状細胞に分化する。
(*6)獲得免疫とは
 抗原提示細胞と呼ばれる細胞群から病原体等の侵入者の一部(抗原)を提示され(情報伝達を受け)、侵入者特異的に排除する免疫システム。感染した病原体を特異的に見分け、それを記憶することで、同じ病原体に出会った時に効果的に病原体を排除できる。
(*7)T細胞、ナイーブT細胞とは
 T細胞は獲得免疫において中心となる細胞であり、単球などの抗原提示細胞からの外来因子の情報を受けて(抗原提示)活性化し、生体防御に働く。ナイーブT細胞は、病原体等の外来因子に出会ったことのないT細胞であり、CD4陽性ナイーブT細胞は、活性化してヘルパーT細胞となり、CD8陽性ナイーブT細胞は活性化して、キラーT細胞となる。このとき、CD28が抗原提示細胞のCD80などの分子と結合することが必要となる。

論文情報

雑誌名 Journal of Functional Foods
発表媒体 オンライン速報版
オンライン閲覧 可 https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1756464623004048
掲載日 2023年9月23日(現地時間)
論文タイトル(英・日)
High-Parameter Immune Profiling and Subjective Health Assessment of the ImmunomodulatoryEffects of Paramylon-Rich Euglena gracilis EOD-1: A Randomized, Double-Blind, Placebo-Controlled, Parallel-Group Study 
日本語:パラミロン高含有ユーグレナグラシリスEOD-1株による免疫調節効果のハイパラメーター免 疫プロファイリングと主観的健康評価
 
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