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【論文掲載】体外循環式心肺蘇生法を実施した院外心停止患者に対するドクターカー・ドクターヘリの出動と1ヶ月後の神経学的予後の関係が明らかに

本研究成果のポイント

○体外循環式心肺蘇生法を 実施した 院外心停止患者に 対する ドクターカー・ドクターヘリ
の 出動と 1 ヶ月後の 良好な 神経学的予後 や死亡率 は 関連がなかった 。
○ドクターカー・ドクターヘリの出動は、救急隊 の 覚知時刻 から 病院到着までの時間 及び
救急隊 の 覚知時刻 から 体外循環式心肺蘇生法 の開始までの時間の延長に関連した。

 

研究概要

 京都府立医科大学大学院医学研究科救急・災害医療システム学 大学院生 中島聡志ら研究グループ は、 「 体外循環式心肺蘇生法を実施した 院外心停止 患者 に 対する ドクターカー・ドクターヘリ と 1 ヶ月後の神経学的予後 」の検討を行い 、本件に関する論文が、科学雑誌 『 C urrent P roblems in C ardiology 』 に 2023 年 1 月 18 日 付けで 掲載され ましたのでお知らせします。
 本研究は、JAAM OHCA レジストリ を用いて 体外循環式心肺蘇生法 を 実施した 院外心停止患者 に 対する ドクターカー・ドクターヘリ と 1 ヶ月後の神経学的予後 の関係 を検討 しました。本研究成果 は近年注目されている院外心停止に対する 体外循環式心肺蘇生法 や ドクターカー・ドクターヘリ の出動における新たな知見を提供し、今後の院外心停止における 体外循環式心肺蘇生法 や ドクターカー・ドクターヘリ の出動の基準の礎となることが期待されます 。
 

論文情報

雑誌名 Current Problems in Cardiology(科学雑誌) 
発表媒体 オンライン速報版
オンライン閲覧 可
URL https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0146280623000178
掲載日 2023年1月18日(日本時間)
論文タイトル Prehospital Physician Presence for Patients With out-of- Hospital Cardiac Arrest Undergoing Extracorporeal Cardiopulmonary Resuscitation: A Multicente r, Retrospective, Nationwide Observational Study in Japan (The JAAM-OHCA registry)
〔日本語:体外循環式心肺蘇生法を実施した 院外心停止 患者 における ドクターカー・ドクターヘリ の出動:多施設後ろ向き全国観察研究( JAAM OHCA レジストリ)〕
代表著者
 京都府立医科大学大学院医学研究科  救急・災害医療システム学  中島聡志
共同著者
 京都府立医科大学大学院医学研究科  救急・災害医療システム学  松山 匡
   京都府立医科大学大学院医学研究科  救急・災害医療システム学  渡邉 慎
   大阪大学大学院医学系研究科  情報統合医学講座医学統計学  小向 翔
   京都第二赤十字病院  救急科  神鳥研二
   京都第二赤十字病院  救急科  岡田麻美
   京都大学大学院医学研究科  予防医療学分野、 H ealth Services and Systems Research, Duke NUS  Medical  School, National University of Singapore  岡田遥平
   大阪大学大学院医学系研究科  社会医学講座環境医学  北村哲久
   京都府立医科大学大学院医学研究科  救急・災害医療システム学  太田 凡
 
プレスリリース資料はこちら 
 

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