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President's Greetings
— 学長からのメッセージ —

 2021年度の教育年度を迎えるにあたって

 
2021.4.1
京都府立医科大学 学長 竹中洋
 
 令和3年度の当初に所感をまとめました。

1 現下の大学を取り巻く環境について

令和2年1月8日に報告された新型コロナウイルス感染症は14ヶ月間に3度の大きな感染拡大を招き、変異株に変わりながら第4波の高まりに入ろうとしています。附属病院は第一種感染症指定医療機関として、令和2年度最大限の医療提供体制を構築し、非常時に対応しました。病院の指数として手術数が前年比で20%減少しましたが、病棟やICUの転用・閉鎖や病院機能の制限を考えれば、従来の日常診療を最大限生かした病院運営がなされたと感謝しています。
学部教育については医学科・看護学科とも昨年度はonline授業とhybridで実施されました。国家試験の成績などで示される指標では過去と比較して遜色がありません。しかし、クラブ活動や各種の勉強会は自粛が続き、本来は対面で形成される「professionalismやcommunication skillの健全な成熟」については大きな懸念が残っています。
一方、研究については文部科学省科研費やAMED研究費など公的競争的外部資金の獲得は、コロナ対策への追加募集などもあり過去最大の成果を示したと考えています。正確なデーターは4月末に纏まるはずです。大学院について保健看護学研究科では博士課程後期が無事完成年度を終え第一号の博士号を与えたところです。
医学医療の観点から新型コロナウイルス感染症は、急速に終息するものではなく、ワクチン接種の普及と新しい生活文化の定着まで続くものと考えられます。With Coronaが最優先の課題です。
 

2 副学長の役割分担

大学は新たに課題を担当する副学長制に変わります。
大辻英吾副学長は『地域医療』担当で、大学として地域の医療需要や関連病院などの診療科構成に対応するもので医療センターも包括的に担当します。
橋本直哉副学長は『教育』担当で、学生部長も兼務です。両学科教育に導入されたモデル・コア・カリキュラムの適正な実施と学生の生活指導などの統括です。新たに組織化された教育センター(天谷文昌教育センター長)と医学科の6年一貫教育の実践と検証を行ないます。令和4年6月に受審予定の医学教育分野別評価が目標になります。
尚、橋本副学長は大学キャンパス計画の『施設整備計画』担当も兼務します。
佐和貞治副学長は『研究』担当で平成31年4月に発足した「臨床研究推進センター」を名実ともに作動する役割です。疾患別レジストリも臨床研究を支えるものとしてこの2年間で方向性を定めます。診療科と詳細かつ十分な意見交換が必須の部門です。尚、大学院を中心とする研究展開や今春獲得した文部科学省「科学技術イノベーション創出を担う研究人材の育成を目指すフェローシップ事業」は八木田和弘研究部長が所轄します。
加藤則人副学長は『総務』担当で、附属図書館長を兼務です。『総務』は、令和3年度の始まりに際した事務部門組織改正を反映したものです。従来の事務組織は所謂縦割りで事務局長の所轄が明確でないところがあり、法人化推進によりプロパー職員の雇用に対応するなど、大学規程類の体系的見直しが必要です。総務は教職協働の道筋を作る役割です。尚、喫緊の課題である情報セキュリティについても総務で所轄します。
 
3 本年度の大学運営の基本
平成29年4月の教授会で説明した大学運営の基本的な考え方を(図1)に示します。今年度も大きな変更はありませんが、教育で保健看護学研究科博士課程後期は昨年度に無事完成年度を迎えました。今後は創造的な医療人教育を目標にしたいと考えています。
 (図1)
4 次に2期目の公約について示します。
教育と研究には表裏一体の関係があります。また、research mindやデザイン思考は両者に共通するものでもあります。加えて文理融合型情報共有が必要とされているSociety 5では学生時代から研究が側にある教育が望ましいと考えています。学部生研究推進機構は今年度中に基本構想を取りまとめたいと考えています。(図2)
 
図2 
5 最後に、病院建築を含む将来整備構想に必要な理念をまとめました。
附属病院建て替えは本学にとっても悲願と考えます。少子超高齢多死社会と新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、高度医療を維持しながら人材育成と最高の臨床研究を推し進めるプラットフォームです。慎重に周知を集めながら時代を先取りする難事業です。ご協力をお願いします。(図3)は2期目の学長選に際し所信表明に用いたものです。
図3

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