学長からのメッセージ

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学長所信表明

Never give up の精神で融和と新生をめざす

◆はじめに

平成29 年4 月1 日に、京都府公立大学法人 京都府立医科大学長を拝命いたしました。明治5 年、1872 年に京都療病院として誕生した本学は、今年で設立145 年目を迎えます。長い歴史と伝統を継承する責任の重さに、厳かに身が引き締まる思いです。百尺竿頭進一歩の覚悟で大学運営に当たる所存です。

◆大学を取り巻く状況

本学は創設以来の大きな危機に直面しており、誠に痛恨の極みでございます。本学関係者への、虚偽有印公文書作成・同行使の疑義による捜査は、現在も継続されており、推移を見守る一方で、社会的・道義的な責任や信頼の回復に積極的に取り組んでまいります。私はこのような厳しい状況の中で、学長として強いリーダーシップを持って、Never give up の精神で、教職員、学生諸君とともに大学の正常化並びに新生を推し進めてまいります。

◆本学のめざす方向(5 つの指針)

平成29 年度、新しい年度のスタート地点に立ち、改めて本学のめざす方向について、次の5 つを指針とし、これを骨子として、具体的な行動計画を策定してまいります。
【建学精神へ原点回帰】
明治政府の成立後、遷都により厳しい境遇に置かれた京都を衰亡から救うために生まれた本学の建学精神に立ち戻り、社会の信頼回復に努めます。
【地域社会との共生・創造そして貢献】
全国で展開されている地域包括ケアシステムのモデルとなるよう、新たなチーム医療・地域連携医療の開発を通じて、地域社会に貢献します。
【少子超高齢社会を牽引する医療人育成】
十分な医療知識と技術、高い知的好奇心、そして他人への思いやりと共感の心を持ち、協働で成果を挙げることができる医療人育成をめざします。
【基盤強化】
公明公正な大学運営に努め、透明性の高い大学の運営・管理基盤を確立します。
【グローバル化・国際化】
本学の理念である「世界トップレベルの医学を府民の医療へ」の実現を目指し、教育・研究・診療の質向上に努め、世界に発信します。

◆おわりに

雲外蒼天…曇り空の後には、必ず爽やかな青空が広がるものです。未曽有の危機的状況におかれている本学も、皆で困難を乗り越えて進めば、雲一つなく晴れ渡った青空が広がるはずです。大学内外の皆様にお力添えいただきながら、厳しい局面の陣頭指揮を執り、学内融和と新生を達成する所存でございます。
 
京都府公立大学法人 京都府立医科大学
学長 竹中 洋
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