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【論文掲載】多発性骨髄腫における腫瘍免疫監視機構の破綻メカニズムの一端を解明~多発性骨髄腫が骨髄由来抑制系細胞を誘導するメカニズムと免疫調節薬による抑制効果に関する論文掲載について~

京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 教授 黒田純也、学内講師 志村勇 司ら研究グループは、多発性骨髄腫において腫瘍免疫監視機構の破綻を誘導することで病 態悪化をもたらす骨髄由来抑制系細胞(myeloid-derived suppressor cell: MDSC)の誘導メ カニズムと制御戦略を解明し、本件に関する論文が、科学雑誌『British Journal of Haematology』に(2020 年 6 月 20 日)付けで掲載されましたのでお知らせします。 
 

本研究の成果ポイント

・難治性の血液腫瘍である多発性骨髄腫において、腫瘍免疫破綻を介して病態の悪化をもたらす骨髄由来抑制系細胞の誘導メカニズムを解明  

・既存の免疫調節薬によって骨髄由来抑制系細胞の誘導を制御するメカニズムが解明され たことで、今後、より効果的な免疫治療や治療抵抗性を克服できる治療法の開発が期待 

 

 

論文基礎情報

【雑誌名】 British Journal of Haematology
掲載予定日時:2020年6月20日 
【論文名】 Lenalidomide and pomalidomide potently interfere with induction of myeloid-derived suppressor cells in multiple myeloma (和訳:レナリドミド、ポマリドミドは多発性骨髄腫における骨髄 由来抑制系細胞の誘導を抑制しうる)
代表著者】京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 太田(桑原)沙絵子

【共同著者】 

京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 黒田純也 

京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 志村勇司 

京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 伊佐怜子 

京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 山口順子 

京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 西山大地 

京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 藤林悠人 

京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 下村(滝本)とも子 
京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 水野芳美 

京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 木元(松村)弥生 
京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 塚本 拓 

京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 知念良顕 

京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 古林 勉 

京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 堀池重夫 

京都府立医科大学 分子診断治療センター 谷脇雅史 
ボン大学 Michael Gütschow 
ボン大学 Christian Steinebach 

 

 

研究情報

【研究課題名】「造血器悪性腫瘍における腫瘍免疫監視機構破綻のメカニズムの解明と克服戦略の開発」 

代表研究者 所属・氏名 

京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 志村勇司 

京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 黒田純也 

 

資金的関与(獲得資金等) 

文部科学省科学研究費助成事業 

日本医療研究開発機構革新的がん医療実用化研究事業 

国立がん研究センター研究開発費 

日本骨髄腫学会奨励賞 

セルジーン社共同研究費

 

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