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【論文掲載】次世代型内視鏡用粘膜下注入材の開発

京都府立医科大学大学院医学研究科 消化器内科学 廣瀬亮平助教、伊藤義人教授、感染病態学 中屋隆明教授ら研究グループは、従来から消化管腫瘍の内視鏡治療に使用されている粘膜下注入材の性能を大幅に上回る次世代型粘膜下注入材の開発に成功しました。本研究に関する論文が科学雑誌「Gastrointestinal Endoscopy(GIE)」に掲載されましたのでお知らせします。
 

本研究成果ポイント

・カチオン(カルシウムイオン)を含む塩類水溶液とカチオンでゲル化する多糖類水溶液から成る2液タイプの
 次世代型内視鏡用粘膜下注入材を考案。
・次世代粘膜下注入材を使用した内視鏡治療時間は、現行の粘膜下注入材を使用した内視鏡治療時間より大幅に
 短縮され、1回の治療当たりに必要な次世代粘膜下注入材の総量は、現行の粘膜下注入材の総量よりも大幅に
 少なくなった。
・次世代粘膜下注入材は、内視鏡治療成績の向上・医療費の削減への貢献が期待される。

発表基礎情報

雑誌名:Gastrointestinal Endoscopy
オンライン閲覧 参考URL:https://www.giejournal.org/     
論文タイトル:
(英)An innovative next-generation endoscopic submucosal injection material with a 2-step injection
   system (with video)       
(日)2段階注入システムを備えた革新的な次世代型内視鏡用粘膜下注入材]
筆頭・責任著者:
京都府立医科大学 大学院医学研究科 消化器内科 廣瀬 亮平 助教
共同著者:
京都府立医科大学 大学院医学研究科 感染病態学 中屋 隆明 教授
京都府立医科大学 大学院医学研究科 消化器内科 井上 健 助教
京都府立医科大学 大学院医学研究科 消化器内科 土肥 統 助教
京都府立医科大学 大学院医学研究科 消化器内科 吉田 直久 講師
京都府立医科大学 大学院医学研究科 消化器内科 内藤 裕二 准教授
京都府立医科大学 大学院医学研究科 消化器内科 伊藤 義人 教授
 【本研究に関する特許情報】
発明の名称:
「粘膜下注入用局注液及びセット、消化管サンプル並びに粘膜下注入用局注液のスクリーニング方法」 
発明者:廣瀬亮平,中屋隆明,伊藤義人.
特許出願日:2017年9月25日,
特許出願番号:特願2017-183841 (PCT/JP2018/34672)
【研究資金】
本研究は以下の研究費の支援を受けて行われました。
AMED橋渡し研究戦略的推進プログラム・シーズA (廣瀨亮平)
京都府公立大学法人 若手研究者・地域未来づくり支援事業 (廣瀨亮平)
京都発革新的医療技術研究開発助成事業 (廣瀨亮平)
 
プレスリリース資料は こちら

 

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