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日本発mRNA創薬に向けた大型プロジェクト始動~安全・安心な国産ワクチンを届ける~

 国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学は、国内4つの研究機関と共同で、メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの開発に取り組んでいます。mRNAの製造、分子設計や医学に関する知見に加え、AI、データサイエンス、シンセティックバイオロジー等の最先端の技術を融合させることで、次世代型mRNA創薬を目指しています。その実用化に向けて、名古屋大学大学院理学研究科の阿部 洋 教授、京都府立医科大学大学院医学研究科医系化学の内田 智士 准教授は、2022年3月1日、名古屋大学発ベンチャーCrafton Biotechnology(クラフトンバイオテクノロジー)株式会社(愛知県名古屋市)を設立しました。
 我々はパンデミックの際国民に速やかにワクチンを供給できるよう、mRNAの国内製造体制を築いていきます。さらに、感染症のワクチンだけでなく、がんや遺伝病の治療、再生医療にも期待されているmRNA創薬に取り組み、次世代の医療を担います。国内企業を結集させ、強固なベンチャーエコシステムを構築することで、安全・安心なワクチンを国民に届けます。
 

ポイント

・名古屋大学発ベンチャーCrafton Biotechnology株式会社(以下「CB社」)の設立。
・独自の特許技術を基盤としたmRNAの製造。
・mRNA創薬による次世代医療の構築。
・パンデミックにおける速やかなワクチン供給に向けて、国内でのmRNA製造を実現。
・医学系研究者、臨床医師と連携したワクチン開発と医療応用。
・データサイエンス、シンセティックバイオロジー等の最先端な科学を融合した、次世代型mRNAの創製。
・名古屋大学、京都府立医科大学、早稲田大学、理化学研究所、横浜市立大学の共同研究。
・国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「革新的先端研究開発支援事業(インキュベートタイプ:LEAP)」注1)での研究開発課題採択。
 
プレスリリース資料はこちら
注1)国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「革新的先端研究開発支援事業インキュベートタイプ(LEAP)」:
世界をリードする顕著な研究成果を加速的に発展させて、企業やベンチャーなどに研究開発の流れを継承し、将来において革新的な医薬品や医療機器、医療技術の創出に繋げ、社会的変革に向けた広がりのある研究開発の潮流が生まれることが期待されるプログラム。研究開発期間は原則5年以内。(https://www.amed.go.jp/program/list/16/02/001_leap.htmlを参考)
 

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