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【論文掲載】膠原病に伴う間質性肺疾患の免疫異常を解明~シングルセル解析による気管支肺胞洗浄液の網羅的遺伝子解析~

本研究成果のポイント

〇間質性肺疾患は膠原病の主要な合併症で、年々増加傾向にありますが、その病態が複雑であることから、鑑別診断や最適な治療方針決定は容易ではありません。
 臨床検体の気管支肺胞洗浄液、血液を用いた一細胞レベルの網羅的遺伝子解析を行うことにより、各膠原病疾患に合併する間質性肺疾患の免疫学的異常を解明しました。
〇本研究の成果によって、気管支肺胞洗浄液の解析が間質性肺疾患の原因の鑑別の一助になることとともに、膠原病に合併した間質性肺疾患の免疫異常に着目した新たな治療法の開発につながることが期待されます。
 

研究概要

 京都府立医科大学大学院医学研究科 免疫内科学 病院助教 藤井 渉、同 研修員 平野愛子、同 フューチャーステップ研究員 阪下 暁、同 病院教授 川人 豊ら研究グループは、膠原病に伴う間質性肺疾患の免疫異常を解明し、本件に関する論文が、科学雑誌『Frontiers in Immunology』に2024年10月25日付けで掲載されます。
本研究は、気管支肺胞洗浄液、血液を用いた一細胞レベル網羅的遺伝子解析によるもので、膠原病に伴う間質性肺疾患の免疫異常を解明しました。本研究成果が、今後は間質性肺疾患の正確な鑑別診断の一助となるとともに、膠原病疾患の主要な合併症である間質性肺疾患の治療成績向上に資することが期待されます。
 

論文情報

雑誌名 Frontiers in Immunology
発表媒体 オンライン速報版
雑誌の発行元国 スイス
オンライン閲覧 可 https://www.nature.com/articles/s41375-024-02439-9
掲載日 2024年10月25日(日本時間)
論文タイトル(英・日)
 
代表著者
 京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 岡本明也
共同著者 
 京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 黒田純也
 京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 水谷信介
 京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 塚本 拓
 京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 民西(桂川)葉子
 京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 金山(川路)悠加
 京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 水原健太郎
 京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 村松彩子
 京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 伊佐怜子
 京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 藤野貴大
 京都府立医科大学大学院医学研究科 血液内科学 志村勇司
 大鵬薬品工業株式会社トランスレーショナル研究所 市川幸司
 
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