テキストサイズ

  • テキストサイズ 中
  • テキストサイズ 大

JP

検索

EN

Menu

閉じる

【論文掲載】mRNAが体内で『小さな抗体』を作り、細菌の毒素から身体を守る―多剤耐性菌の脅威に挑む、メッセンジャーRNAを用いた次世代抗体治療―

本研究成果のポイント

メッセンジャーRNA (mRNA)を用いて緑膿菌に対する抗体を体の中で作り出す、次世代抗体治療を開発しました。
緑膿菌は「針」を使ってヒト細胞に毒素を注入して攻撃しますが、この針に蓋をする抗体を作るmRNAを設計しました。この抗体を小型化することで、緑膿菌が感染した肺に抗体を効率よく送達でき、マウスにおいて治療効果が向上しました。
臨床では多剤耐性を持つ緑膿菌が免疫力の低下した患者へ感染することが問題となっていますが、その状況を模倣したモデルにおいても治療に成功しました。
緑膿菌に留まらず、今後世界的脅威となる様々な薬剤耐性菌に対して、画期的な治療法となります。
 

研究概要

 本研究は、京都府立医科大学大学院医学研究科 麻酔科学 助教 木下真央、同大学附属病院 病院長 佐和貞治、東京科学大学総合研究院難治疾患研究所 先端ナノ医工学分野 教授 内田智士らの共同研究であり、科学雑誌『Nature Communications』に(2026年4月9日)付けでオンライン掲載されましたのでお知らせします。
 

論文情報

雑誌名 Nature Communications
発表媒体 オンライン速報版
雑誌の発行元国 英国
オンライン閲覧 可 
URL:https://www.nature.com/articles/s41467-026-71040-8
DOI:10.1038/s41467-026-71040-8
掲載日 オンライン速報版:2026年4月9日18:00(日本時間)
論文タイトル(英・日)
Fc-Free Single-Chain Antibody mRNA Therapy for Airway Infection of Multidrug-Resistant Pseudomonas aeruginosa
(日本語:Fc領域を持たない単鎖抗体を発現するmRNAを用いた、多剤耐性緑膿菌による気道感染の治療)
筆頭著者
 京都府立医科大学大学院医学研究科 麻酔科学        木下真央
責任著者
 京都府立医科大学附属病院                 佐和貞治
 東京科学大学総合研究院難治疾患研究所 先端ナノ医工学分野 内田智士
共同著者
 京都府立医科大学助教学院医学研究科 麻酔科学       川口 顕
 京都府立医科大学助教学院医学研究科 麻酔科学       甲斐沼篤
 京都府立医科大学助教学院医学研究科 臨床病理学      小嶋基寛
 京都府立医科大学助教学院医学研究科 臨床病理学      武田奈央子
 東京科学大学総合研究院難治疾患研究所 先端ナノ医工学分野 持田祐希
 東京科学大学総合研究院難治疾患研究所 先端ナノ医工学分野 Nguyen B.T. Le

プレスリリースはこちら

〒602-8566. 京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465

お問い合わせ先
TEL:075-251-5111
FAX:075-211-7093