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【論文掲載】医療レセプトデータを用いて市町村の健康寿命をみえる化する方法を開発~健康寿命の地域格差が明らかに~

本研究成果のポイント

国際的指標である健康寿命を市町村単位で評価する方法はこれまでありませんでした。
○本研究により、医療レセプトデータを用いて、市町村の健康寿命およびその阻害要因である疾患の有病率を精緻に推定する方法を開発しました。 
○高解像度かつリアルタイムに健康寿命を可視化することが可能となり、市町村間に健康寿命の地域格差があることを明らかにしました。 
○本技術は、地域の健康寿命の延伸および健康格差を縮小するための保健医療政策に貢献できます。
 

研究概要

 京都府立医科大学大学院医学研究科 循環器内科学 特任講師 西 真宏、同 教授 的場聖明、同 地域保健医療疫学 助教 長光玲央、同 呼吸器内科学 助教 森田理美らによる研究グループは、医療レセプトデータを用いて、市町村の国際的指標である健康寿命をリアルタイムに推定する方法を開発しました。
 本研究に関する論文が2026年7月31日に国際疫学会の公式学術誌『International Journal of Epidemiology』に掲載されましたのでお知らせします。
 国際的に健康寿命は、活動制限の無い期間を調査することで国や地域ごとに算出されています。日本でも、健康寿命は国民生活基礎調査に基づいて国や都道府県単位で3年毎に公表されていますが、政令指定都市を除く市町村単位で、国際的なスタンダード指標である健康寿命を評価する確立された手法はありませんでした。
 本研究により、医療レセプトデータを用いて、市町村の健康寿命およびその阻害要因である疾患の有病率をリアルタイムに推定する方法を開発しました。さらに、市町村間に健康寿命の地域格差があることを明らかにしました。本研究成果は、健康寿命の延伸と健康格差の縮小を目指した、自治体の保健医療施策の立案や計画策定、そしてエビデンスに基づくタイムリーな政策的介入の実施に貢献することができます。
 

論文情報

雑誌名 International Journal of Epidemiology
発表媒体 オンライン速報版
雑誌の発行元国 英国
オンライン閲覧 可
URL:https://academic.oup.com/ije/article-lookup/doi/10.1093/ije/dyag126
掲載日 オンライン速報版:2026年7月31日 0時(日本時間)
論文タイトル(英・日)
Estimating Healthy Life Years Without Activity Limitations Using Medical Claims Data in Japan
(日本語:日本の医療レセプトデータから活動制限の無い健康寿命を推定)
代表著者 
 京都府立医科大学大学院医学研究科 循環器内科学 西 真宏
共同著者
 京都府立医科大学大学院医学研究科 地域保健医療疫学(京都府健康福祉部併任) 長光玲央
 京都府立医科大学大学院医学研究科 呼吸器内科学(京都府健康福祉部併任) 森田理美
 京都府立医科大学大学院医学研究科 循環器内科学 的場聖明

プレスリリースはこちら

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