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KPUM×スタンフォード大学 学術連携を加速— 両大学の未来を拓く新たなパートナーシップを推進 —

本学は、スタンフォード大学医学部耳鼻咽喉科・頭頸部外科と、研究・教育・研修分野における共同連携事業の推進を目的としたMOUを締結いたしました。
本MOUの締結を皮切りに、2026年6月、夜久学長一行はスタンフォード大学を訪問いたしました。
訪問中、マイナー医学部長(Lloyd B. Minor, M.D.)およびスタンコビック耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教授(Konstantina M. Stankovic, MD, PhD)との会談が行われ、スタンフォード大学医学部と本学における今後の学術・医療連携の更なる加速と発展に向けて、相互に取り組むことで合意し、大変有意義な意見交換がなされました。
左から マイナー医学部長、夜久学長、スタンコビック教授
 

メッセージ動画紹介

スタンフォード大学医学部 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学 スタンコビック教授(Dr. Konstantina Stankovic)よりいただいた貴重なメッセージをお届けします。 両大学における今後の共同研究・連携への大きな期待と、この未来のパートナーシップを担う本学の若手研究者や学生たちへ向けられた温かいエールをぜひご覧ください。

学術講演(Grand Rounds)、教授陣との懇談

夜久学長より、スタンフォード大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の医師に向けて本学(KPUM)の強みなどを講演し、スタンフォード大学の医師からも積極的な質問が飛び交う熱気あふれる場となりました。
Grand Roundsの様子
その後、心臓血管外科/心肺移植・機械的循環補助部門長のウィリアム・ハイシンガー准教授(William Hiesinger, M.D.)、ならびに発生生物学・幹細胞生物学の中内啓光教授と面談し、本学とスタンフォード大学との今後の学術連携や研究交流について活発な意見交換が行われました。
1.ウィリアム・ハイシンガー教授(William Hiesinger, M.D.)(左)  2 .中内啓光教授(右)
 

耳鼻咽喉科・頭頸部外科の研究室(Stankovic Labo)の見学

続いて、スタンコビック教授のご案内のもと、耳鼻咽喉科・頭頸部外科の研究室(Stankovic Lab)を見学しました。研究室では、感音難聴や聴覚障害の根本的な治療法の開発を目指し、ステムセル(幹細胞)を用いたヒト内耳モデルの作成や、超小型プローブによる内耳の光学イメージング技術、遺伝子治療・創薬研究など、医学・工学・生物学が融合した世界最先端の取り組みが行われています。臨床現場での課題を即座に基礎研究へと還元し、先進的なテクノロジーを用いて課題解決に挑む一連のプロセスを目の当たりにし、研究者・医療者としての高い志とイノベーションを生み出す研究環境の真髄を学ぶ貴重な機会となりました。
1.耳鼻咽喉科・頭頸部外科の研究室見学 2. 研究プロセスが視覚化されたマインドマップ
 

医療施設の視察:スタンフォード大学病院・小児病院

スタンコビック教授のご案内のもと、スタンフォード大学病院およびルシール・パッカード小児病院を見学しました。
キャンパス北西部に位置するスタンフォード大学病院は、世界最高峰の医療と研究を誇る学術医療センターです。2019年に開院した新病棟は、自然光が降り注ぐガラス張りの大空間「アトリウム」や、スクールカラーがあしらわれた緑豊かな屋上庭園を備え、最先端の医療技術だけでなく、患者様やご家族の心を癒す「患者中心の医療環境(Healing Environment)」を重視した設計となっています。館内には、発した声に反応して波紋のような光や映像が広がるインタラクティブ・アートも設置されており、五感を通じたリラックス効果への細やかな配慮がうかがえました。
また、併設するルシール・パッカード小児病院では、子どもたちの不安や緊張を和らげるよう館内の至る所に可愛らしい動物のモニュメントが配置されており、患者とそのご家族に寄り添う心温まる環境づくりを直接体感する大変貴重な機会となりました。
1~4.スタンフォード大学病院 5~6.ルシール・パッカード小児病院
 

キャンパス内の歴史・自然スポットの探訪

見学の最後には、大学の豊かな歴史と豊かな自然を感じられるキャンパス内の各スポットを巡りました。
まずは、大学の創建前から存在する歴史的なサボテン園「アリゾナ・カクタス・ガーデン(Arizona Cactus Garden)」へ。1880年代にスタンフォード夫妻の邸宅庭園として計画されたこの場所には、世界中から集められた希少なサボテンや多肉植物が一面に広がり、長年の歴史を今に伝えています。
続いて、緑豊かな敷地内に佇む白亜の歴史的建築「スタンフォード家霊廟(Stanford Family Mausoleum)」を訪れました。その傍らには、創立者であるスタンフォード夫妻と若くして亡くなった一人息子(リーランド・スタンフォード・ジュニア)を模した3体の銅像がひっそりと佇んでいます。
大学のルーツと家族の強い想いに触れることで、スタンフォード大学が歩んできた深い歴史と伝統を肌で感じる貴重なひとときとなりました。
1~2.アリゾナ・カクタス・ガーデン(Arizona Cactus Garden)3.スタンフォード家霊廟(Stanford Family Mausoleum)4. 創立者一家の3体の銅像
 

ロナルド・マクドナルド・ハウスの視察

敷地内にあるロナルド・マクドナルド・ハウス・アット・スタンフォード(Ronald McDonald House at Stanford)の視察も行いました。
エントランスでお出迎えしてくれる温もりあふれる木のアートや、窓から豊かな自然を望めるパントリーなど、館内全体が我が家のように心地よく温かみのある雰囲気に包まれていました。
また、中庭「BRAD‘s PARK」には滑り台や愛らしいウサギの遊具、地面をチェス盤に見立てた遊び場などが設けられており、子どもたちが笑顔で楽しく過ごせる工夫が随所に施されています。お食事スペースやご家族のお部屋もゆったりと心地よい造りになっており、病気と闘うお子さんとそのご家族が心からリラックスして過ごせるよう、細部まで寄り添った空間設計が大変印象的でした。
1.温もりある木のアートが迎えるエントランス 2~3.季節のワクワク感を届ける「サマーキャンプ・ルーム」4.みんなで楽しく遊べる「プレイルーム(Play Game Room)」
 
5.ご家族でゆったり過ごせるダイニングスペース 6.付き添いのご家族が心身を休めるプライベートルーム 8~10.豊かな自然と遊具にあふれる中庭「BRAD’s PARK」 9.ハウス前のドナルド像と一緒に記念撮影
 

日本人研究者との交流会

スタンフォード大学に在籍・留学されている日本人研究者の皆さんとの交流会を行いました。
世界最前線の研究現場での挑戦や現地でのライフスタイル、キャリアパスなどについて、実体験に基づく貴重なお話を伺いました。研究に対する熱意やグローバルな視野に触れ、参加者一同、大きな刺激を受けるとともに、将来の国際的な共同研究や人脈形成につながる大変有意義な時間となりました。
1.交流会の様子 2.交流会に参加された皆さんと記念撮影
 

キャンパス巡り

広大なスタンフォード大学のキャンパス内には、様々な医療施設や歴史的建築物や自然があふれています。
1.ジ・オーバル(The Oval)
大学のメインエントランスから歴史ある回廊建物群「メイン・クアッド」へと向かう途中に広がる巨大な広場「ジ・オーバル(The Oval)」。その中心には、スクールカラーである「カーディナル・レッド」にちなみ、赤や白の鮮やかな花々で描かれた大きな「S」の花壇が美しく広がっています。
2.メモリアルチャーチ(Memorial Church)
歴史ある回廊建物群「メイン・クアッド」の中心に位置する美しい聖堂です。1903年に創立者ゆかりの建築として建てられたこの教会は、ファサードを彩る精巧なモザイク画や美しいステンドグラスが印象的で、スタンフォード大学の歴史と誇りを象徴する建築物となっています。
3.メイン・クアッドの回廊(Main Quad Arcades)
1891年の創立当時からキャンパスの中心に位置する「メイン・クアッド」を象徴する連続アーチ型の回廊です。リチャードソン・ロマネスク様式の美しい砂岩のアーチと広大な中庭が美しく調和し、スタンフォード大学を代表する歴史的建築美を伝えています。
4.パームツリーとフーバータワーを望む景観
メイン・クアッド周辺に広がる美しいロケーション。青空のもと、スタンフォードのシンボルであるヤシの木と赤瓦屋根の校舎、そして背景にそびえる「フーバータワー」が一望でき、カリフォルニアらしい開放感と歴史的建造物の調和を感じられる場所です。
5.医学部の歴史を伝えるパブリックアート(Stanford Medicine Narratives)
キャンパス内(医学部エリア)の歩道には、黒い花崗岩のベンチと一体化した歴史パネル展示「ヒストリー・ウォーク」が設置されています。側面にはスタンフォード大学医学部の歩みや研究の歴史、貴重なアーカイブ写真が刻まれており、訪れた人々が憩いながら大学の伝統とイノベーションの歴史を身近に感じられる空間となっています。
6.スタンフォード・ブックストア(Stanford Bookstore)
キャンパス中心部に位置するオフィシャルショップです。開放的な吹き抜け構造の店内には、専門書籍や研究用品をはじめ、学名ロゴ入りのウェアやオリジナルグッズが豊富に取り揃えられており、学生や研究者だけでなく多くの訪問者が立ち寄るキャンパスの賑わい拠点となっています。
7.フーバータワー(Hoover Tower)
創立50周年を記念して1941年に設立された、スタンフォード大学の象徴的なシンボルタワーです。同校の卒業生であり、第31代アメリカ大統領を務めたハーバート・フーバー氏にちなんで名付けられました。高さ約87メートルの展望台からは、広大なキャンパスとシリコンバレーの街並みを360度の大パノラマで見渡すことができます。1階のライブラリーにはフーバー大統領やその妻にまつわる歴史的な展示エリアもあり、大学の歴史と歴史的遺産に触れられる人気の見学スポットです。
8.フーバータワーの最上階からは、赤瓦屋根の歴史的な校舎群だけでなく、キャンパスの北西側に位置する「スタンフォード大学病院」の広大な医療エリアを一望できます。先端的なデザインを誇る新病院棟やヘリポートなどを上空から見下ろすことができ、学問と最先端医療が融合したキャンパスの規模感を実感できます。
 
今回のスタンフォード大学訪問は、最先端の学術・医療現場の視察や歴史的キャンパスの体感にとどまらず、両大学の絆を深める極めて実り豊かな機会となりました。本学は今後もスタンフォード大学との強固なパートナーシップのもと、研究・教育・医療の発展に向けた取り組みを推進し、グローバルな未来を切り拓くイノベーションの創出を目指してまいります。

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