文部科学省基礎研究医養成活性化プログラム「地域で活躍するForensic Generalist, Forensic Specialist の養成」
令和4年度に滋賀医科大学・大阪医科薬科大学と共同して大学院医学研究科博士課程に「法医臨床医・法歯科医・法医専門医養成コース」を設置しました。
京都府立医科大学大学院に入学することで、3大学の法医学教室の特徴を活かした授業(講義・演習・実習)を履修することが出来、実践に即した知識と技術と心の習得を目指すことが出来ます。
<社会に必要とされる知識・技能>
治安維持や安全確保、公衆衛生の向上に資する能力が求められます。
○実地臨床(生体鑑定)
被虐待児童や高齢者を早期に発見し、受傷機転を明らかにする
犯罪被害者に診察を行い、被害の内容を明らかにし、心身のケアを行う
中毒患者の原因物質を特定し、治療方法を検討する など
○死因究明
正確な死因を究明することで、亡くなった方の尊厳を守る
事故や事件の全貌を明らかにして予防対策を講じる
感染症の蔓延を防ぐ
大規模災害で、多数の死者に対して死因究明や身元確認を行う など
プログラムの詳細は以下をご参照ください。
<3校の連携による強み>
3校ともに年間120~170体の法医解剖を行っていますが、それぞれの大学が異なる専門性を持っています。図のように3校が連携することで、質の高い教育体制が確保されます。