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老年・在宅看護学

大学院科目名  老年・在宅看護学
スタッフ
教授  江本 厚子
准教授 大橋 純子
講師  岡野 明美
助教  石川 信仁
研究内容  
I.はじめに
 看護学科老年・在宅看護学領域は、老年看護学と在宅看護学の2領域を担当している。以前は地域看護学領域が在宅看護を併設していたが、平成23年度から老年・在宅看護学領域となった。前任の岡山寧子教授から引き継ぎ、現在に至っている。今回本誌に領域の紹介の機会をいただいたので、本学看護学科での教育内容、研究について述べていきたい。
 
II.領域の教員体制と本学における老年看護学教育および在宅看護論教育
 老年・在宅看護学領域は、教授1名、准教授1名、講師1名、助教1名の4人で構成されている。准教授は主に講義・実習ともに在宅看護論の教育を担当している。講義は、老年看護学領域は、「老年看護学概論」「老年看護援助論I」「老年看護援助論II」「老年看護援助論III」計4科目4単位を教授している。在宅看護論は、「在宅看護論I」「在宅看護論II」計2科目2単位である。学生が自分の年齢の4・5倍の年齢層にあたる人々の特徴を理解し、健康問題、看護支援方法を学ぶように、演習やグループワークを取り入れた授業を実施している。「老年看護学概論」で毎年課題にしているのが、自分の身近な高齢者に自分史を語ってもらい、その人が生きてきた時代、世相とともに年表を作成することである。ほとんどが自分の祖父母を対象として、年末年始の休暇で家族・親族が集まるときにインタビューをしている。感想欄には例年「こんなことをなぜするのかと最初は思ったが、自分の知らない祖父(祖母)の生活史を知ることができた。久しぶりにゆっくり話せてよかった。祖父母の生きてきた時代に流行った歌や物が分かった」など学びを記述してくれている。実技演習では、附属病院の認定看護師や、おむつメーカー、在宅酸素のメーカーの人に来てもらい、基礎知識を学んだうえで、現在一般的に使用されている物品を用い、病院や在宅で実施している手技を教えている。老年看護学実習は、老人保健施設の実習をメインに、高齢者が地域で健康障害を抱えても生活していくための重要な社会資源として、地域包括支援センター、小規模多機能施設、認知症デイサービス、認知症専門外来など、さまざまな施設で実習している。在宅看護実習は、訪問看護ステーションで実習を行っている。そのほか、看護の統合と実践II(統合実習)では、北部地域での実習を取り入れている。
 
III.研究
 領域の教員の研究テーマはそれぞれ、教授:排泄障害のある高齢者への看護支援をテーマに研究している。食事、排泄といった人間が生きていくうえで重要な生活行動の支援、特に施設や在宅など地域で活躍する看護師へのスキルアッププログラムの開発に取り組んでいる。准教授:COPD患者の看護支援に関する研究をメインテーマとしている。講師:地域専門看護師の資格を持ち、地域包括支援センターでの臨床活動も実施している。地域包括支援センターの看護職への教育支援を中心に研究している。助教:関節リウマチ患者の疼痛緩和に関する研究を行っている。
 
IV.終わりに
 老年看護学、在宅看護論はともに地域包括ケアシステムの中核をなす科目であり、国の政策や社会情勢によって変化しつつある。今後は領域としてメンバー全員で対象となる人々への看護支援方法の開発や人材育成、社会貢献につながる研究に取り組んでいく必要があると考えている。
(文責:江本厚子)
研究業績
  1. 寺島涼子、江本厚子(2015):家族介護者がお子なる在宅要介護高齢者の口腔ケアの実態-栄養摂取方法および口腔ケア支援との関連の検討-.日本口腔ケア学会雑誌9(1):49-53.  
  2. 江本厚子、永坂和子(2014) : 地域包括ケアシステムにおける効果的な排尿ケアをめざして,地域の多職種によるインタビュー調査を通して. 日本老年泌尿器科学会誌27:70.
  3. 岡野明美(2010):どんな状態であっても、望む限り暮らし続けられる地域を目指して,コミュニティーケア,日本看護協会出版会,12(10):36-37.
  4. 岡野明美(2011):地域支援活動とは何か-人々の価値観・文化に寄り添う,コミュニティーケア,日本看護協会出版会,13(6):34-35.
  5. 大橋純子、江本厚子 (2015):地域で生活する要介護高齢者とその家族を支える看護職の役割. 京都府立医科大学雑誌124(6).
  6. Ohashi J & katsura T (2015): Effects of Coaching on Salivary Cortisol Stress Marker in Mothers with Young Children, A Randomized Controlled Trial. J R M10(1): 20-28.
  7. Ohashi J, katsura T, Hoshino A & Usui K (2013) : Analytical Model / Emotional Intelligence Quotient and QOL in Mothers with Infants in Japan. J R M8(2): 205-211.
  8. 石川信仁、高田美也子、中澤敦子、繁田正子(2013):人間ドックを受診した女性の喫煙状況と生活習慣関連因子に関する横断的研究. 日本公衆衛生学雑誌60.
  9. 石川信仁、山門桂、繁田正子(2010):人間ドック受検者の飲酒量が検査値に及ぼす影響と介入効果,厚生の指標,57(12) : 9-12.
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