目的
がん診療を実施している地域中核病院である済生会滋賀病院をモデルに、地域における包括的地域緩和ケア連携を積極的に促進するために必須となる緩和ケア担当医師、がん看護の専門看護師・認定看護師、社会福祉士等の育成、また医療従事者に対する「がんと診断された時からの緩和ケア」の普及・啓発のみならず、大学等の教育機関とともに、地域病院での臨床実習などを組み込んだ緩和ケアの実践的な教育プログラムの作成、さらに医師の卒前教育を担う教育指導者や緩和ケア専門とする医師を育成するための教育等の実施方法について共に研究を行うこと。
研究内容
がん診療を行う中規模の地域中核病院が今後、包括的地域連携緩和ケアの拠点となる。さらに緩和ケアは、がん患者とその家族にのみ提供されるのではなく、今後、診療報酬の改定も含めて、循環器、呼吸器、指定難病、AIDS等の患者も対象となっていく。これらの実施においては、全医療者の緩和ケアへの理解とその知識が必須となる。
地域における緩和ケア担当医師、看護師、薬剤師、社会福祉士等への緩和ケア教育の方法について、設置目的と同様、そのコアプログラムの作成、さらに緩和ケアの教育指導者や緩和ケア専門とする医師を地域で育成するための教育法方法についての研究を共に行って行く。
開設期間
平成30年度実績
共同研究機関
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