センター紹介

センター紹介

センター長挨拶

京都府立医科大学看護実践キャリア開発センターは、平成21年度文部科学省推進事業「看護師の人材養成システムの確立」に採択され、平成21年10月に設置されました。当センターは、社会のニーズに対応した看護能力の向上と看護師の生涯を通じたキャリア形成支援のために、教育プログラムの開発、教育指導者の養成、教育環境の充実を図り、看護職の人材育成に寄与することを目的としています。

平成21年の開設以来、地域医療の高度化を推進に貢献するべく、医学部看護学科、附属病院看護部、附属北部医療センター看護部が協働し、人事交流、教育プログラムの開発と運営、看護研究の推進など、看護職の知識と技術の向上、キャリア形成支援のためにさまざまな活動を行ってきました。多くの方々のご支援、そして地域の医療施設の皆様のご理解とご支援の賜物と深く感謝しております。

「看護師のキャリア形成支援とは何か」をもう一度問い直し、京都府立医科大学の看護実践キャリア開発センターが果たすべき役割、求められる事業を再検討し、ブラッシュアップしていきたいと考えております。そして、地域の一人ひとりの暮らしと人生を支えるための知識と技術を備える専門職業人の育成に寄与する活動を推進していきたいと考えております。

看護職は日々自己研鑽が必要です。是非、当センターの研修や教育プログラムに参加して頂き、皆さまの描くキャリア形成に活用していただきますようお願い致します。

令和 3年 6月 6日

看護実践キャリア開発センター センター長
京都府立医科大学 医学部看護学科 がん看護学 教授 吉岡 さおり

京都府立医科大学 看護実践キャリア開発センターのキャリアパス支援

キャリアパス (career path)とは、個々の看護職が様々な経験を通して専門職として成長し、自身が考える看護職としての方向性や目標、人生設計に向かって、進路を選択しながら専門職業人として歩む道筋を意味します。看護実践キャリア開発センターでは、多様なキャリアパスを実現するための研修会や教育プログラムを提供し、生涯を通じた看護職のキャリア形成を支援します。


図 看護師のキャリアパスと看護実践キャリアセンターが展開するキャリア形成支援の概略図

当センターが提供する教育プログラムの多くは、日本看護協会のクリニカルラダーⅢ以上に該当する、ジェネラリストレベル以上の看護職の皆さまを対象としています。緩和ケアを推進する看護師養成では、「緩和ケア実践看護師養成」「在宅緩和ケア推進看護師養成」「緩和ケアチームリーダー看護師養成」の3つのコースを有しており、臨地実習を含めた実践的な教育を展開しています。看護専門分野別講座は、本学附属病院で活躍する専門看護師・認定看護師による講義となっております。また、看護研究支援研修、復帰支援などのリカレント教育など幅広い教育内容となっております。特にリカレント教育においては、令和3年度より文部科学省の助成を受け、「with コロナ新時代の潜在保健師・看護師リカレント教育」を立ち上げ、さらなるキャリアアップとして復職・転職をサポートします。さらに、ジェネラリストを対象としたキャリア開発に関する研修、継続教育や実習指導などの教育に焦点をあてた研修も新しい内容として開講していく予定です。

ご所属の施設の継続教育と併用しながら、当センターの教育プログラムを活用して頂き、皆様のキャリア形成支援にご活用いただければと思います。各プログラムの詳細は、該当するページをご覧ください。

センター実施体制

センター
構成メンバー
センター長 医学部看護学科教員
副センター長 専任副センター長、医学部看護学科教員2名、
附属病院教育担当副看護部長
センター員 医学部看護学科教員、附属北部医療センター総括看護師長、
専任看護師長、事務部職員教育支援課主査兼係長、
病院管理課主査兼係長
その他 センター長が認める者
運営委員会 センター構成メンバー、医学部看護学科長、
附属病院看護部長、附属北部医療センター看護部長
看護教育分野に見識のある本学に属さない学識経験者3名
教育支援課長、病院管理課長

※センターに関する重要事項を審議・協議するための委員会