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寄付のお願い

ご寄附のお願い


京都府立医科大学 学長
夜久 均



附属図書館長
池谷 博

 京都府立医科大学は、1872(明治5)年、京都市民はお寺から寄附を募り、花街や町衆からも寄附を集め、青蓮院に仮療病院として産声をあげ、昨年創立150周年を迎え、長年にわたり多くの校友や篤志家の方々からのご寄付により支えられてきました。本学が創立以来、多くの優秀な人材を世に送り出し、今日に至る輝かしい歴史と伝統を築くことができたのも、ひとえに皆様のご厚情の賜と改めて御礼申し上げます。

 本学附属図書館は、いにしえから現在に至る医学系の専門書や学術誌を保有する「知の蔵」の役割を担っています。1890年、京都府医学校に開設されました書籍室に起源を有することもあり、当館の貴重書庫には、日本に西洋医学が導入された時期に対応する1853年から半世紀余りの間に欧米で刊行された3,300冊を超える医学書を保有し、近代医学史の研究者に重要な資料を提供しています。

 大学の目的である高等教育と学術研究活動を支える学術情報基盤である附属図書館の質は、学生、教育・研究者に大きく影響し、大学全体の将来を左右するものであります。しかしながら、電子ジャーナルデータベースの価格は平均年7%ずつ上昇を続けるなど、図書館運営を圧迫しております。そのようなことから、この7月から本学では「広小路キャンパス活性化プロジェクト」を立ち上げ、様々な事業に取り組んでおります。

 皆様からいただきました募金(ご寄附)を学生、教職員、そして府内の医療従事者一人一人に最新の知識、情報や環境を安定して提供していくことを目的として使用いたしますので、ぜひ、ご支援を賜りますようお願いいたします。

 この寄附金で優秀な医師・看護師等を輩出するとともに、世界トップレベルの医学医療の教育・研究・診療ができる大学として社会の期待に応えてまいります。

ぜひ、本学附属図書館の果たすべき役割と現状をご理解いただき、 京都府立医科大学のさらなる飛躍のために、今後とも格別のご支援、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和5年8月