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センター長挨拶

  ワークライフバランス支援センター みやこ(WLB支援センター みやこ)は平成22年度に採択された文部科学省科学技術振興調整費女性研究者支援モデル育成事業「しなやか女性医学研究者支援みやこモデル」の際に開設された男女共同参画推進センターを前身とし、2019年4月から現在の名称に変わりました。前センター長の矢部先生をリーダーに、これまでフォーラム等の企画・開催、ニュースレターの作成、フューチャ・ーステップ研究員の職位の設置、研究支援員制度の導入、病児保育室・学内保育所の開設など、様々な女性研究者支援、子育て支援に取り組み、それらを実現し、発展させてきました。男女共同参画推進センターの開設から10年が経過し、女性と子育て支援については多くの成果があげられたのではないかと感じています。
 
 センターの名称変更時の矢部先生の言葉でもありますが、性別に関わりなく医療従事者・研究者が仕事と個々の生活を享受し、充実した人生を歩める環境を整備する新しい段階に入ったと考えられます。これから家庭をもち、キャリアの継続や子育てと仕事の両立に悩む若い世代にとっても、また、高齢化社会において介護と仕事の両立を迫られる世代にとっても、仕事と生活の調和が実現できるように少しでも手助けができればと考えています。
 
 皆様のご協力・ご支援をいただけますようお願い申し上げます。

 

WLB支援センター みやこ センター長    

森本昌史看護学科医学講座小児科学 教授)

 

 

副センター長

 平成22年度夏に当センターが開設され、2大柱として、子育て支援(病児保育室の運営)と就労・キャリアアップ支援を行ってきました。フルタイム勤務ができない場合には、退職の選択肢しかなかった時代もありましたが、現在は時短にて大学附属病院での勤務が可能となっています。また医学研究を継続したいが、子育てと重なって研究が難しくなる場合が少なからずあり、ハイレベルの研究者を対象に研究支援員の配置を行ってきました。今では、主に本学医学科学生が研究支援員として女性研究者を助けており、人気のバイトとなっています。10年の間に本学における女性教員の比率は次第に向上し、センター初期のころに支援を受けた女性医師が、今では後進の指導にあたっています。今後もこのような良い循環を目指していきます。

 当センターは当初は女性研究者の支援を目的としましたが、子育て、介護ともに女性だけの任務ではありません。また世の中全体として働き方改革が進みつつあります。センターでは性別に関係なく、広くワークライフバランスを支援します。                                          

 
外園 千恵(視覚機能再生外科学 教授)
 
 
 
 
 卒後10年を過ぎて他学から本学に異動してきた際、今振り返りましても私自身がまさにワークライフバランス問題の渦中にありました。前日夜間でもインターネット予約が可能な病児保育室制度や、時間制約のあるなかでの研究活動を後押ししてくれる支援員雇用制度など、本学の先輩方が築いてこられた当センターの細やかな支援策に助けて頂き勤務を継続することができました。
 子育て支援から始まりました当センターの活動は、働き方や意識の変革とともにさらに進化し、今は広くすべての職員のワークライフバランスを支援する組織となっております。本学が、誰にとっても働きやすい職場でありますよう、微力ながら尽力してまいります。                                  
金子 美子教育センター 講師