図書館メールNews 第227号………………>>>>>2013.03.07 発行   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  目次 ……………………………………………………………………………………………… 【1】--- コラム第6弾! 第9回 「私の図書館歴を振り返って」                 /副学長・附属病院長 三木 恒治 先生 ……………………………………………………………………………………………… 【2】--- 臨時休館のお知らせ ……………………………………………………………………………………………… 【3】--- 国試対策本の寄贈のお願い ……………………………………………………………………………………………… 【4】--- Bentham Science誌 電子ジャーナルトライアル中!    ……………………………………………………………………………………………… 【5】--- 【今日の臨床サポート】トライアル中!(再延長になりました) ……………………………………………………………………………………………… ……………………………………………………………………………………………… [ Book Review ]・・・編集後記にかえて ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 コラム第6弾! 第9回 「私の図書館歴を振り返って」                 /副学長・附属病院長 三木 恒治 先生 ………………………………………………………………………………………………   私は大学を卒業して泌尿器科に入局して半年間、麻酔科に研修医として勤務  したあと泌尿器科に入局した。同級生は全部で5人泌尿器科に入局したが、半年  ずれて研修医になったので、後期研修医は3人、私とあと2人は、どういうわけ  か、ともに2年目の1年先輩であった。医局内では一番下級生で雑用係的な存在  であった。歓迎会の席で、毎週医局の抄読会もあったが、研修医3人でも勉強会  をしようと言われた。軽い気持ちで承諾したが、若い医者の言いたい放題の勉  強会で、先輩2人は一日の長もありよく勉強していて、ネタや準備不足だと、悪  気はないが質問攻めでクソミソに言われ、ひどいめにあった。それが悔しくて、  先輩たちをあっと言わそうと、ネタ探しに、医局の図書室はもちろんのこと、  図書館に定期的に足を運ぶようになった。医局の図書室は泌尿器関係の雑誌等  は充実していたが、それ以外となると堂島川を渡って図書館まで足を運ばない  といけない。30数年前で現在のようなインターネットもなにもない時代である。  情報源は雑誌などの紙媒体の文献がすべてで、オーベンの先生に教えてもらった、  Index Medicusが主たる情報源であった。今ほど雑誌も多くなく、情報量も限ら  れていたが、Index Medicusでページをめくりながらとなると、それでも結構時  間がかかった。その情報を元に図書館へ行って、自分で雑誌を探し出す。いつも  見る雑誌はどこにあるかすぐわかるが、いつも見ているのとは違う系統だと雑誌  を探すだけで時間がかかった。またそれが楽しくもあり、先輩も知らないだろう  というような新しいネタ探しに夢中になった。図書館の醍醐味とでも言おうか、  時にはふと目に付いた本が気になって、本来探そうとしていた雑誌など忘れて読  みふけったこともあった。今まで知らなかった泌尿器関係以外、例えばJ Clin.  Oncolなどの雑誌にもめぐり合うことができた。   半年後大阪成人病センターの泌尿器科に異動したが、当時は病院を建て替える  前で、泌尿器科も20床ぐらいであったので、比較的時間があり、金曜日の午後  は手術がない時などは月に1回ぐらい部長の許可をもらって、大学の医局の図書  室や図書館で過ごした。特にがん化学療法に興味を持つようになり、当時はシス  プラチンがまだ世に出る前で、泌尿器がんの化学療法関係の文献を中心にネット  サーフィンでなく、誰に邪魔をされることもなく図書棚サーフィンをした。   何年かそういう状況が続いたが、いつの間にか大学の図書館に足を運ばなくな  った。いそがしくなって外出できなくなってきたことや、いろんな形態の情報提  供が流れてきて、またインターネットの発達による情報の提供形態の多様化でも  あろうか。   近年は本当に図書館に足を運ぶことがなくなった。ほとんどインターネットで  検索ができて事足りてしまうし、学会に行かなくても、いろいろなメディアから、  講演等が見れてしまう。でも紙媒体でパラパラと学会誌をめくりながら文献を見  るのがなんとなくぴったりくるような気がしてしまうのは昔人間だからでしょう  か。時に昔の図書館のあの本の匂いや、静けさが懐かしく思い出される今日この  頃である。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 臨時休館のお知らせ ………………………………………………………………………………………………   図書館閲覧室床改修工事、AVルーム機器整備のため、以下の日程で臨時休館  します。ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。         平成25年3月22日(金)~ 3月25日(月)         ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 国試対策本の寄贈のお願い ………………………………………………………………………………………………    図書館では医師及び看護師等国家試験受験のための「国試対策本コーナー」   を設置しています。    今年、国家試験を受験され、参考書等をお持ちの皆さん、国試対策本を   寄贈していただけませんか?   ◆ 収集対象資料     ・医師国家試験対策用資料  参考書・問題集など     ・看護師国家試験対策用資料 参考書・問題集など(保健師・助産師も含む)    ※ おおむね、平成22年度以降のもの     (ただし、刊行年が古くても役に立つと思われるものはこの限りでは      ありません)    ※ 少々の書き込みやラインマーカーがあっても結構です。    ※ 寄贈いただいた資料の配架の適否は図書館で判断させていただきます。     複本多数の場合や資料の状態によっては配架せず、図書館で処分することも ありますので予め御了解ください。   ◆ 収集方法      ・図書館に持参。(連絡をいただければ取りに伺います。)   ◇ 連絡先 担当:國分 libseiri@koto.kpu-m.ac.jp            TEL:212-5400(内線:9-5400)FAX:212-5405 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】 Bentham Science誌 電子ジャーナルトライアル中! ……………………………………………………………………………………………… Bentham Science Publishersは薬学、生物医学、医学、工学、科学技術、コ ンピュータ、社会科学の分野で最新情報を提供する国際的学術出版社です。  現在、電子ジャーナル(117誌)にトライアルアクセスできます。 購読を前提としたものではありませんが、この機会に是非ご利用ください。     ◆ 提供期間 2013年2月4日~5月4日(3か月間)     ◆ URL:www.eurekaselect.com(IPアドレス認証)    ◆ タイトル例:Current Pharmaceutical Design,        Current Medicinal Chemistryなど。一覧はこちら。         http://www.eurekaselect.com/bypublication ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【5】 【今日の臨床サポート】トライアル中!(再延長になりました) ………………………………………………………………………………………………  Elsevier社によるオンライン臨床サポートツール。日本のガイドラインに則   した診療情報を収載。また、トライアル先のURLが変更となりました。ご注意   下さい。なお、トライアル期間の延長は今回で終了となりますので、関心のある   方はぜひお試し下さい。        ◆提供期間:2013年3月31日まで(再延長)            ◆URL: http://pre.clinicalsup.jp (3/1より変更)        *ID/PW、施設コードはパスワード一覧表に記載しています。   PDFを開くためのパスワードは、図書館(libej@koto.kpu-m.ac.jp)までお問   い合わせください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ …………………………………………………………………………………………………   [Book Review]・・・「バッハ=魂のエヴァンゲリスト」 バッハの碩学、磯山雅「バッハ=魂のエヴァンゲリスト」(講談社学術文庫 20  10)は、バッハ生誕300周年を記念して1985年に上梓された著作の改訂版である。  その後の研究成果も盛り込んだ文庫版であるが、バッハの生い立ちから作品紹介  まで平易な言葉で読めるので、これからバッハの音楽を聴いてみよう、あるいは  聴きこんだ人にとっても、指南書的な存在となるだろう。著者のバッハに寄せる  思いも充分に汲み取れる福音書でもある。(S.K.)      トップページ:  http://booklog.jp/users/kpumlib/ この本のページ: http://booklog.jp/item/1/4062919915 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ………………………………………………………………………………………………  図書館メールNews  第227号 2013.03.07 発行(隔週木曜日発行)  編集・発行 : 京都府立医科大学附属図書館          library@koto.kpu-m.ac.jp          http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/library/          ………………………………………………………………………       (図書館メールNewsのバックナンバーはこちらから↓) http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/library/mailnews/index.html ………………………………………………………………………………………………