図書館メールNews 第215号………………>>>>>2012.9.13 発行 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  目次 ……………………………………………………………………………………………… 【1】--- コラム第6弾! 第4回 「私にとっての大学医学部附属図書館の役割                  の変遷」/ 小児外科学教室 田尻 達郎先生 ……………………………………………………………………………………………… 【2】--- 平成24年学生用図書の推薦について(お願い) ……………………………………………………………………………………………… 【3】--- 松本仁介医学振興基金に、5冊追加しました! ……………………………………………………………………………………………… 【4】--- セミナー室の機器(モニターテレビ・ブルーレイ)が新しく! ……………………………………………………………………………………………… 【5】--- 節電に伴う消灯のお知らせ ……………………………………………………………………………………………… ……………………………………………………………………………………………… [ Book Review ]・・・編集後記にかえて ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 コラム第6弾! 第4回 「私にとっての大学医学部附属図書館の役割の                  変遷」/ 小児外科学教室 田尻 達郎先生  ………………………………………………………………………………………………     昭和 57年に九州大学医学部に入学して以来、30年が経過したが、昨年10月末  までは、九州大学医学部附属図書館を利用し、昨年11月に京都府立医科大学に  赴任してからは、京都府立医科大学附属図書館を利用させていただいている。  思い返すと大学学生時代、臨床研修時代、大学院時代、九州大学教員時代、京  都府立医科大学教員時代の各時代において私にとっての医学部附属図書館の役  割が変遷してきている。大学学生時代は、主に自習の場所であった。臨床研修  時代は、文献の検索、特に臨床報告例の文献を調べることが多かった。コピー  機の前に行列で順番を待っていたことが思い出される。大学院時代も、文献検  索が主であったが、生化学教室に在籍研究していたことから、分子生物学を中  心とした基礎的研究の文献を調べていた。また、大学院時代の図書館の思い出  と言えば、学位審査のプレゼンテーションが行われたことである。学会等での  プレゼンテーションとは全く異質であり、非常に緊張した記憶がある。九州大  学教員時代になると電子ジャーナルの導入が盛んになり、研究室にいてメジャ  ーな文献検索はできることから、図書館に文献を探しに行く頻度はめっきり少  なくなった。時折、医局員の学位審査を見学に行く程度で、自分の中で図書館  の存在が少し薄くなっていた時代ではなかろうか。昨年11月から京都府立医科  大学附属図書館を利用させていただくことになり、また、図書館を身近な存在  として感じるようになった。というのも、京都府立医科大学附属図書館は、書  籍在庫機関としての図書館の本来の姿の他に学位審査プレゼンテーションの会  場であることはもちろんのこと、大人数を収容して多目的に利用できるホール  をそなえていることから入学式や卒業式などのような多くの大学全体の行事も  行われており、もう、赴任以来、図書館にかなりの回数足を運んでいる。今回、  本原稿を書くにあたって改めて、自分の立場における大学図書館の役割の変遷  と、また、京都府立医科大学附属図書館の多機能な役割を感じることができた。  これから、まだまだ長くお世話になるが、有効に利用させていただきたいと考  えている。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 平成24年学生用図書の推薦について(お願い) ………………………………………………………………………………………………   平成24年度に図書館が購入する図書を選定する際の参考とするため、各 教室・部門(看護学科は各領域)あてに学生用図書の推薦をお願いします。  ◇ 詳細は図書館ホームページ「新着情報(2012/Aug/30)」の添付ファイルを ご覧ください。    ・平成24年度学生用図書の教室推薦について(依頼)    ・推薦図書記入シート(回答様式)  ◇ 提出期限 : 平成24年9月13日(木)・・・本日です!      *各教室・部門(各領域)で取りまとめていただくようお願いします。  ◇ 提出先  図書担当:國分(こくぶ) libseiri@koto.kpu-m.ac.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 松本仁介医学振興基金に、5冊追加しました! ………………………………………………………………………………………………   デジタルアーカイブページ松本仁介医学振興基金の古医書コレクションに 新たに5冊追加いたしました。   今回追加したのは、『京都療病院日講録』、『切紙』、『診脉口傳集』、 『醫法明鑑』『養壽院毉則』の5冊です。ぜひご覧ください。   今後もタイトル数を増やしていく予定です。    ◆京都府立医科大学附属図書館デジタルアーカイブ      http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/library/denshi/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】 セミナー室の機器(モニターテレビ・ブルーレイ)が新しく! ………………………………………………………………………………………………   メールNews第212号で紹介しましたセミナー室のモニターテレビが新しく  なり、ブルーレイも新たに設置されました!どうぞご利用下さい。   通常はセミナー室1(南側)に設置しています。セミナー室2で使用される  場合は移動できますので事前にご連絡下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【5】 節電に伴う消灯のお知らせ ……………………………………………………………………………………………… 電力消費を抑えるため、7月からビデオルーム(2階)とトイレ(1階・ 2階)の照明を消灯しています。使用する際には電気をつけてお使い下さい。   ご不便をおかけしますが、ご協力をよろしくお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ………………………………………………………………………………………………   [Book Review]・・・「ドビュッシー~想念のエクトプラズム~」   ピアニストでもある青柳いづみこ「ドビュッシー~想念のエクトプラズム~」  (東京書籍 1998―>中公文庫 2008)は、ドビュッシー音楽を聴くうえ  での必読書だ。フランス世紀末のデカダン風味満載で、ボードレールやマラルメ  などの名が親しみ深く感じられさえする。オカルティズムも出てくるが、一般人  に読みやすくアレンジされているのも嬉しい(元は学位論文に手を加えたものだ)。  「アッシャー言語」というネーミングさえも出てくるのだが・・・。今年は、ド  ビュッシー生誕150周年にあたる。(S・K)     トップページ:  http://booklog.jp/users/kpumlib/ この本のページ: http://booklog.jp/item/1/4122050022 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ………………………………………………………………………………………………  図書館メールNews  第215号 2012.9.13 発行(隔週木曜日発行)  編集・発行 : 京都府立医科大学附属図書館          library@koto.kpu-m.ac.jp          http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/library/          ………………………………………………………………………       (図書館メールNewsのバックナンバーはこちらから↓) http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/library/mailnews/index.html ………………………………………………………………………………………………