図書館メールNews 第 138 号 ……………………>>>>>2009.10.1 発行 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  目次 ……………………………………………………………………………………………… 【1】--- コラム第3弾! 第5回「Index Medicus」                     / 神経内科学教室 中川 正法先生         ……………………………………………………………………………………………… 【2】--- 「インパクトファクターを調べよう」講習会のご案内! ……………………………………………………………………………………………… 【3】--- 「PubMedの使い方(中級編)」講習会のご案内!                          ……………………………………………………………………………………………… 【4】--- 【今日の診療】など12書籍の本文、図表や写真にアクセスできます! ……………………………………………………………………………………………… 【5】--- 学外から取り寄せた文献受け渡し時のレシート発行について ……………………………………………………………………………………………… ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】 コラム第3弾! 第5回「Index Medicus」                     / 神経内科学教室 中川 正法先生 ………………………………………………………………………………………………   私が大学を卒業した頃は、「PC」という言葉すらなかった(少なくとも私は  知らなかった)。病棟の受け持ち患者さんの病気を何とか解明し治療法を探そ  うと必死の思いで見つめていたのが、図書館の「Index Medicus」であった。  MeSHを探して、アルファベット順に小さい文字を追いかけていた。現在のよう  にインターネット上でキーワードを入力すると一瞬にして必要な文献がリスト  アップされるのとは異次元の時代であったと思う。静かな図書館の片隅で文献  探しに熱中し、目的の論文にたどり着いたときの"ときめき"は忘れがたい思い  出である。私の友人はことのほか文献検索に熱心で私は彼に尊敬の念を抱いて  いた。何故ならば、私は"Original articles"と"review articles"しか探さな  かったが、彼は"Letters"までチェックしていたのである。ある時、彼はLancet  に"HTLV-1と痙性麻痺に関する"Letterを見つけたのである。これがHTLV-1  associated myelopathy(HAM)という私が研修医をしていた鹿児島大学病院で  発見された神経疾患が世界的に注目を集めるきっかけになったと言っても過言  ではない。このようなことはインターネット時代の今日では一瞬にして可能で  あるが、あの息をひそめた図書館でページをめくる音を聴きながら文献を探し  当てる感動もまた捨てがたい。     ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【2】 「インパクトファクターを調べよう」講習会のご案内! ………………………………………………………………………………………………     図書館では、Journal Citation Reports提供元のトムソンロイターから講師  をお招きして、以下の講習会を企画しています。   JCRについて全く知らない方や、業績集作成時にインパクトファクターを調べ  る必要がある方、論文を投稿する雑誌を検討する際に様々な指標を参考にしたい  方などに、お勧めします。   ご興味おありの方々は是非ご参加ください。  参加ご希望の方は、図書館(library@koto.kpu-m.ac.jp)まで下記アンケート  をお送りください。皆様の疑問を講習に取り入れます。   ◆ 日時: 平成21年10月8日(木)17:30〜18:30   ◆ 場所: 附属図書館2階 AVルーム   ◆ 講師: トムソンロイター 甲斐真佐美   ◆ 持参物:その場で検索してみたい方は、ノートPCを持ってきてください。     なお、PCなしで講義だけ聴いてもわかる内容です。    以下はアンケート;   ----------------------------------------------------------------------   <<インパクトファクターを調べよう 事前アンケート>>   1.インパクトファクターについて何が知りたいですか。何に困っていますか。   (講習に取り入れますので、詳しくお願いします!)   2.どのような時にJCR(インパクトファクター)を必要としますか。   ---------------------------------------------------------------------- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【3】 「PubMedの使い方(中級編)」講習会のご案内! ………………………………………………………………………………………………     PubMedを常に使っているが、もう少し詳しく知りたいという大学院生などの  方々のための【中級編】を開催します。PubMedからSFXへのリンク、MyNCBIに  ついても解説していきます。少人数の場合、個別の疑問にも回答していきます。   ◆日時: 平成21年10月16日(金)          17:30〜18:30 PubMedの使い方【中級編】   ◆場所: 附属図書館2階 AVルーム   ◆講師: 図書館 山下・河原   ◆持参物:その場で検索してみたい方は、ノートPCを持ってきてください。   なお、PCなしで講義だけ聴いてもわかる内容です。ふるってご参加ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【4】【今日の診療】など12書籍の本文、図表や写真にアクセスできます! ………………………………………………………………………………………………   医学書院のベストセラー12書籍にwebでアクセスできるトライアルを1か月  限定で始めました。   <収録書籍>   今日の治療指針2009年版   今日の治療指針2008年版   今日の診断指針 第5版   今日の整形外科治療指針 第5版   今日の小児治療指針 第14版   救急マニュアル 第3版   臨床検査データブック2009-2010   治療薬マニュアル2009年版   新臨床内科学 第9版   内科診断学 第2版   今日の皮膚疾患治療指針 第3版   医学書院 医学大辞典 第2版   アクセス先:https://top.islib.jp/bcs/li/kpu-m/      *終了時は必ず「ログアウト」ボタンをクリックしてください。   トライアル期間:2009年10月31日まで ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【5】 学外から取り寄せた文献受け渡し時のレシート発行について ………………………………………………………………………………………………   大学法人化後の業務変更に伴い、10月1日から、学外から取り寄せた文献  をお渡しする際に、レシートを発行します。必要な場合には、領収書も発行し  ます。(上記の対応に伴って、従来の預かり証はなくなります。) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ………………………………………………………………………………………………  図書館メールNews  第 138 号   2009.10.1 発行(隔週木曜日発行)  編集・発行 : 京都府立医科大学附属図書館          library@koto.kpu-m.ac.jp          http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/library/          ………………………………………………………………………       (図書館メールNewsのバックナンバーはこちらから↓) http://www.f.kpu-m.ac.jp/k/library/mailnews/index.html ………………………………………………………………………………………………