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概要

News&Views vol.2 Mar, 2015

京都府立医科大学附属北部医療センター平成25年4月から京都府立与謝の海病院が、京都府立医科大学附属北部医療センターとして新たなスタートを切り、3回目の春を迎えました。現在のようすを中川正法病院長がご紹介します。心豊かな高齢化社会を築き地域医療の中心を担う病院を目指します全国に先駆け地域医療の理想像を実現へ京都府立医科大学附属北部医療センター病院長中川正法京都府立医科大学附属北部医療センター病院長として3年目を迎えました。「信頼される全人的医療」を基本理念として、1)患者さんが中心の安心安全な医療の提供、2)患者さんと医療従事者のコミュニケーションの重視、3)個人情報の保護、4)専門性と総合性をもつ診療、5)地域に開かれた病院、6)全人的医療が行える医療人の育成、7)地域の特性を活かした研究の推進を基本方針として掲げ、職員が一丸となって取り組んでまいりました。2年間で医療サービスの充実を多面的に実現この間に、もの忘れ外来、小児外科外来、小児発達外来などの開設、女性専用・小児病棟の開設、総合診療科の新設、救急診療機能の拡充を実現するための「北部医療センター救急室」の開設、認知症疾患医療センターの開設、府民公開講座やケーブルテレビなどを通じての医療情報の提供、近隣の医療機関への診療応援、病院間協定の締結、教育機能の充実、心臓リハビリテーションの開始、周産期医療のさらなる充実など、意欲的、かつ多面的に取り組みました。附属病院化により、医師派遣が急増、患者数も増加平成25年4月から京都府立与謝の海病院が、京都府立医科大学附属北部医療センターとして新たなスタートを切り、3回目の春を迎えたこのような取り組みの成果として、平成26年度の受診患者数は前年度比5.3%増、入院患者数も前年度比7.9%増となり、診療収入も増加しました。また医師派遣については、京都府立医科大学の附属病院化前に比べて約6.6倍に増加し、北部地域の皆様にも、充実した医療サービスを提供できるようになりました。今後の課題は施設の老朽化対策本館の外壁を塗り替えて外見的にもかなりきれいになりましたが、施設全体の老朽化に伴うさまざまな課題もあ8