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概要

News&Views vol.2 Mar, 2015

TOPICSInternational & Domestic News国内外の学術・人材交流などについてご紹介します。京都府内の高校で本学教授が出張授業平成26年12月に本学学生部長・教育研究評議員でゲノム医科学教授の田代啓先生と、神経発生生物学教授の小野勝彦先生が、京都府教育委員会・京都府立医大連携事業の一環として京都府内の高校で出張授業を行いました。講師を務めた小野先生は「12月8日に京都府立嵯峨野高校の1年、2年の合計19人に対して『基礎医学で知る体の仕組み』と題して、温熱受容と痛みに関する授業をTRPチャネルや日焼けの話を題材に60分間行いました。高校生たちがまじめに話を聞き、非常に鋭い質問をする姿に、こんな意欲的な高校生はぜひ本学に入学してほしいと思いました。私は医学のサイエンスとしての側面を中心に紹介しました。こういう研究・基礎科学と、最先端医療技術や救急などといった臨床現場の紹介とのバランスを考えながら今後も継続する必要を感じました。」と述べられました。田代啓先生は「12月12日に京都府立洛北高校で、府立医大の職業倫理教育とゲノム医学の入門講義を行いました。勉強のみを教えている高校と、モチベーションを与えるこういう機会や倫理教育をしっかりやっている高校の卒業生では、入学してからの心構えが全然違います。そういう枠組みの取り組みをしていると感じながら授業をしました。高校生たちの真剣なようすを見て、この事業が有意義で継続する必要性があるものだと思いました。」と感想を語ってくださいました。TOPICSゲノム医科学教授田代啓神経発生生物学教授小野勝彦オクラホマ大学からの留学生に修了証を授与オクラホマ大学医学部からの3名の留学生が、平成27年2月2日から2月27日までの4週間の留学プログラムを無事に修了し、修了式が行われました。オクラホマ大学と本学は1986年より教育及び学術的協力協定を、2003年より学術交流包括協定を締結しており、学生・研究者の相互派遣、共同研究の推進をしています。今回の留学生3名は小児科学教室、皮膚科学教室、移植・一般外科学教室、精神医学教室、消化器内科学教室、産婦人科学教室に配属されました。留学プログラムを終えた3名には国際学術交流センター長から修了証と医学振興会からの記念品が授与されました。TOPICS京都府大規模災害時検視・検案訓練を実施京都府立医科大学法医学教室では、平成27年3月15日に平成26年度第1回京都府大規模災害時検視・検案訓練を実施しました。今年は阪神淡路大震災発生から20年を迎えると同時に東日本大震災発生から4年になります。この節目の年に、将来の大災害に備えて、京都府医師会、京都府歯科医師会の後援のもと、訓練を実施しました。被災県以外で他府県から参加者を迎えての訓練実施は全国初の試みでした。高速道路での大型車両事故を想定し、遺体の検視、検案、資料採取作業、情報管理の習熟や情報伝達プロセスの確認などを行いました。15