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概要

News&Views vol.2 Mar, 2015

Nursing Care看護部の各部署をご紹介します副病院長兼看護部長インタビューQ ?自己紹介をお願いしますA平成26年4月から副病院長兼看護部長に就任しました。実は20年前に、この病院にスタッフとして勤務させていただいており、その際にも大変お世話になりました。副病院長・看護部長橋元春美再びこのような機会をいただき、風光明媚なこの地との深い縁を感じるとともに、素晴らしい自然環境の中で働けることを大変うれしく思います。特に海が目の前に広がる宿舎での生活は、本当に心地良く、自然の豊かさが私たちの健康にとって重要であると身を持って感じています。Q ?看護に関する様々な方針や取り組みをご紹介くださいA看護部の理念は、「信頼される質の高い看護」で、これを通じて地域医療を支える人材の育成に努めております。運営方針は、1)安心安全な看護の提供、2)看護倫理に基づく看護の実践、3)社会のニーズに応える創造的な看護の実践、4)チーム医療・地域社会の中で専門的な役割を果たす、5)生涯にわたる自己研鑽と後継者育成、6)よりよい職場環境づくりの推進、7)健全な病院運営のために積極的に行動する、の7つです。特に今年は、働き続けられる職場づくりや、看護師のキャリア開発システムの構築、医療・介護連携、ユマニチュード(認知症ケアの新しい技法)の実践の4つのプロジェクトとして取り組んでいきます。Q ??どんな看護を目標にしたいとお考えでしょうか?A病院の近隣に住む看護師も多く、一人でもたくさんのスタッフが、1日でも長く温かい看護の心を持って働き続けられるような環境を整えるとともに、専門的な知識を身につけて看護師としての能力を高め、キャリアを積んでいけるようにサポートしたいと考えております。充実した職場環境を整えることで、より質の高い看護が提供できると考えています。A3病棟(整形外科、耳鼻咽喉科、神経内科)A3病棟は、病院の南側にあり、特室からは日本三景「天橋立」や阿蘇海が一望できる恵まれた環境の病棟です。患者さんは高齢者の多い病棟ですが、医師、看護師、理学療法士などがカンファレンスを行い、協力しながら患者さんが安心して安全に入院生活が送れるように、スタッフ一丸となって取り組んでいます。B2病棟(集中治療室)C2病棟(消化器外科、泌尿器科など)C3病棟(循環器内科、眼科など)C4病棟(消化器内科、皮膚科など)C5病棟(呼吸器内科、総合診療科など)B2病棟は、全ての診療科の急性期集中治療を担っています。「HEART(命)HEART(心)を支える看護」をモットーにスタッフ一丸となって日々取り組んでいます。モニターアラーム、人工呼吸器のアラームに神経を集中して緊迫した環境の中、患者さんやご家族に優しく丁寧な対応を心がけ頑張っております。C2病棟は、消化器外科、泌尿器科病棟として急性期の外科看護を担っています。術後の後療法として、化学療法も多くあり、スタッフのスキル向上のため学習会にも力を入れています。術前指導から術後の離床訓練、合併症予防、退院指導など術前、術後までスタッフが安心して手術が受けていただけるよう、心のこもった看護に努めております。C3病棟は、主に心筋梗塞、その他、狭心症、心不全等の循環器内科、白内障、緑内障、網膜剥離等の眼科疾患、その他透析導入の腎臓内科の患者さんが入院している病棟です。週5~6回の心臓カテーテル検査、8~9件の眼科手術を週2回実施しています。退院支援にも力を入れており、医師とのカンファレンス、地域とのカンファレンスを進めております。C4病棟は、消化器内科、皮膚科を主として急性期から慢性期、終末期緩和ケアまで、様々な健康障害を抱えた患者さんへの看護活動を展開しております。入院患者さんの思いの寄り添いや、満足度の高い看護の提供を目指して、スタッフ一丸となって看護実践を行っています。当院では、京都府北部地域で唯一の呼吸器内科があり、肺がん、慢性閉塞性肺疾患の方から糖尿病の教育や慢性疾患患者さんの在宅退院支援も頑張っています。私たちは日々「患者、家族に寄り添う看護」を実践しています。ターミナル期の患者さんも多く、最後まで「その人らしさ」を大切に「全人的なケア」ができるように、チーム医療を行っています。*女性病棟については9ページで紹介しています。11