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概要

News&Views vol.2 Mar, 2015

京都府立医科大学附属北部医療センターの取り組み北部医療センターの取り組みについてご紹介します。丹後活き生き長寿研究~長寿の秘密を研究のんびりと穏やかな海に囲まれた絶好の環境が長寿の秘訣?人口10万人あたりの100歳以上の高齢者の数は全国平均で約46人。しかし丹後地域はその2倍以上の約113人という長寿者が多いエリアで、高齢者の食生活や体力を10年間調査研究し、長寿の秘密を探ろうというのが「丹後活き生き長寿研究」です。研究の中心は神経内科医でもある中川正法病院長。対象となるのは丹後地域に在住の60~64歳の男女約3,600人で、本格的な調査は、今年5月からスタートします。すでに一部地域で70人程度の先行調査を開始されており、100歳長寿には、1大病の経験がない、2筋肉が比較的強いなどの特徴があるそうです。調査を通じて、長寿の秘訣が明らかになるのが楽しみです。救急室を従来の2倍のスペースに拡充24時間体制で救急救命士も常勤従来の2倍のスペースになった救急室平成26年4月に「北部医療センター救急室」が、従来の約2倍の広さになりました。女性患者さんをはじめ、患者さんのプライバシーに十分配慮した診察室と観察室となり、24時間態勢でより充実した救急医療を提供できるように設備を充実させました。平成25年からは病院に救急隊が常駐する救急ワークステーションが府内で初めて運用を開始しており、救急救命士が医師のもとで実習を行うことで処置のスピードアップなどの技能力向上に役立て、地域の救命率の向上を目指しています。認知症疾患医療センターを開設認知症疾患医療センターの入り口七夕&クリスマスコンサート北部医療センターでは、七夕とクリスマスに院内コンサートを行っています。当センター職員や看護学校学生等で構成する「くれっしぇんど与謝」と、丹後地域で活動するオカリナサークル「ハニーローズ」がさまざまな曲を演奏し、患者さんやそのご家族に大変喜ばれています。平成26年3月に、京都府からの指定を受けて、認知症疾患医療センターを開設しました。このセンターは認知症の方が住み慣れた地域で、安心して生活を継続していけるように、地域の保健医療と介護関係機関と連携を図りながら支援することを目的としています。センターでは、認知症の鑑別診断、周辺症状や合併症の治療、専門医療相談などを行うほか、保健医療、介護関係者等の研修を実施、認知症疾患の保健医療水準や対応力の向上を図っています。重症心身障害児者ショートステイ事業所に平成26年8月から、重度の知的障害と身体障害を伴う方を介護する家族の負担軽減のために、「重症心身障害者ショートステイ事業』を始めました。今まで事業所がなかった京都府北部の拠点となることで、地域障害福祉サービスの充実に貢献しています。10