ブックタイトルNews&Views 創刊号 vol.1 Jan, 2015

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概要

News&Views 創刊号 vol.1 Jan, 2015

京都府立医科大学附属病院の近況と今年の展望について福居顯二病院長・副学長に聞きました。府内のがん診療病院に研修会や講習会を実施附属病院病院長・副学長福居顯二府立医大附属病院の理念は「世界トップレベルの医療を地域へ」で、さらに大学病院ですので、研究・教育も担っており、臨床と基礎医学や社会医学、教養教育とも連携しながら研究を行い、その成果を臨床現場に還元し、府内外の方々の健康維持に貢献しています。特にがん診療に対して各科が熱心に取り組んでおり、平成18年度には都道府県の「がん診療連携拠点病院」の指定を受けました。府内のがん診療病院に対し、種々の研修会や講習会を実施しており、府内におけるがん診療の向上と均てん化に努めています。小児がんの高度な治療、認知症の診断・治療にも尽力高度な技術力を有する医師たちによる小児開心術最新のIVR設備による低侵襲治療また、小児医療センターが中心となり、平成25年2月には国が指定する全国で15箇所しかない「小児がん拠点病院」の指定を受け、小児関連の4診療科が、高度な治療を行っています。平成23年には京都府より「認知症疾患医療センター」の指定を受け、認知症の的確な診断・治療・啓発に加えて、医療機関・福祉施設との連携に力を入れています。緩和ケア病棟がスタート小児医療センターNICUにて一方、積極的ながん治療と共に、がんの痛みなどを和らげる緩和ケアについては、疼痛・緩和医療学教室を発足させ、精神科医・看護師・薬剤師などの多職種による緩和ケアチームが治療に当たり、「緩和ケア病棟」を平成26年1月に16床で立ち上げました。臨床実習のようす医師臨床研修マッチング率が100%診療等の医学教育関連では、研修医は卒後臨床研修センターに所属して研修を行っています。幸い平成27年度の医師臨床研修マッチング率は100%でした。フルマッチの大学病院は全国に4校のみで、これからも研修医教育にも力を入れて取り組みます。臨床実習のようす1階外来ホール臓器・疾患別にメディカルセンター化平成23年の秋には新外来棟が竣工し、また「消化器センター」や「脳神経センター」などのメディカルセンター化がなされ、臓器別、疾患別にわかりやすく、利便性を持たせた組織に整備しました。平成27年も引き続き、患者さんに信頼される質の高い医療を提供してまいります。12