ブックタイトル京都府立医科大学

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概要

京都府立医科大学

京都府立医科大学を卒業して4年間の大学院生活を終えようとしていた冬のある日、厚生労働省行きが決まりました。部署は医政局研究開発振興課、医薬品や医療機器の研究開発を担っている部署です。その中の再生医療推進室に専門官として期限付きで赴任しました。当初は「ヒト幹細胞臨床研究に関する指針」に則って研究者から申請された研究計画を、審査委員の先生方の意見を反映させながら、基準にそった計画へと申請者と共に作り上げる仕事をしました。その後、iPS細胞研究を含む再生医療が今後発展していけるよう体制づくりをするための、再生医療新法案を作り上げる業務もスタートし、まさに日本における再生医療転機の現場で働かせていただきました。2013年11月に帰学して、本学に設立された研究開発・質管理向上統合センターの立ち上げに携わらせていただいております。大学全体として、研究倫理や利益相反等について、研究者一人ひとりの意識を高める取組みを行うと同時に、基礎研究から臨床研究・治験さらには製造販売後臨床研究まで幅広く研究活動を支援することで、研究活動の倫理性及び科学性を担保する体制整備を進めており、このセンターはその核となることを期待されております。これらの仕事には、行政の知識に加えて倫理的思考も求められ、基礎研究と臨床医学との経験の裏打ちを必要とします。花園キャンパス(現在は下鴨キャンパスへ移転)で医療人として必要な一般教養を学び、河原町キャンパスの医学教育で医師としての礎を学んだ京都府立医科大学での経験が、まさに今の私を支えてくれています。卒業後も多様な進路があり、世界レベルの研究と臨床を様々な比重で体得していけます。当大学に入学する皆さんには、学ぶ喜びを感じながら成長し、バランスのとれた医療人として羽ばたかれる事を願っております。本学大学院医学研究科医療フロンティア展開学講師今井浩二郎■平成13年卒業京都府立医科大学の凄さ私が考える本学の凄さは、歴史の深さとネットワークの広さです。歴史が深いゆえ、京都府内はもちろん、日本全国や海外において各分野で活躍される本学卒業の先生方がたくさんおられ、学内・学外でその先生方の御指導を受けられることは大変貴重なものです。また、単科の大学ということで、同級生だけでなく先輩・後輩も顔の見える親しい関係を築くことができ、その関係が直接、仕事における関係に繋がることが大きなメリットであると考えています。他にも本学の素晴らしい点として、立地の良さがあります。街中にあることはもちろんですし、交通アクセスも良いので、講義や実習が終わった後に学外で開催される勉強会などへも足を運びやすく、大変有意義な学生生活を送ることができました。現在、私は初期研修医として医療の最前線で日々奮闘していますが、こうして奮闘できているのも、本学で過ごした6年間を通して得た知識・技術・経験・出会いがあるからこそだと思います。学生生活を送ることに関しても、そして卒後、医師として働くことに関しても、本学は大変素晴らしい大学です。ぜひ本学に入学し、素敵な学生生活を過ごし、そして素晴らしい医師を目指してください。市立福知山市民病院初期研修医德田文太■平成27年卒業医学科School of Medicine 16