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酒井敏行名誉教授が和歌山県文化表彰(文化賞)を受賞

酒井敏行名誉教授が和歌山県の和歌山県文化表彰 文化賞を受賞されましたのでお知らせします。
 

和歌山県文化表彰とは

文化の向上発展に、特に顕著な功績のある個人や団体を表彰することにより、和歌山県の芸術文化の振興を図ることを目的とします。昭和39年から毎年、文化の向上発展に特に顕著な功績のある方々に文化表彰を贈呈しており、文化表彰には3種類の賞があります。その中で今回、酒井名誉教授は文化賞を受賞されました。文化賞とは、文化分野で国際的又は全国的に権威のある賞を受けるとともに継続的に高水準の活動を続けるなど、その功績が顕著で、和歌山県の誇りに値すると認められる個人又は団体を讃えるものです。

文化賞受賞

酒井 敏行 名誉教授
 

酒井敏行名誉教授の主な業績


発がん原因分子のみを標的とすることにより、高い効果を有しつつ副作用の少ない理想的な抗がん剤開発が進められている中、世界で初めて標的分子のどの部位にも結合しえて、抗がん効果が最も強い薬剤を容易に見いだすことが可能な「RB再活性化スクリーニング」を独自に開発しました。この方法を用いて、製薬企業と共同で三剤のがん分子標的薬を見いだしました。この中の一つが、新規MEK阻害剤トラメチニブ(商品名メキニスト)です。トラメチニブは、進行性BRAF変異メラノーマ(悪性黒色腫)の患者に対し、既存薬に比べて著しく高い治療効果を示しました。これらの実績から、トラメチニブは日本発の画期的新薬として、国際的にも極めて高い評価を受けています。
酒井名誉教授の業績及び経歴の詳しくは こちら
 

酒井敏行名誉教授 経歴


昭和28年和歌山県有田郡湯浅町に生まれる。昭和55 年 に京都府立医科大学卒業、大阪鉄道病院研修医、京都府立医科大学大学院医学研究科博士課程(公衆衛生学教室)、米国ハーバード医科大学留学を経て、平成3 年から京都府立医科大学公衆衛生学教室助手、平成6 年同講師、平成8 年には同教授に就任しました。
平成15 年からは本学大学院医学研究科分子標的癌予防医学教授に就任し、平成31年3月をもって定年退職され、現在は、京都府立医科大学の名誉教授、創薬センターセンター長、大学院医学研究科創薬医学 特任教授として研究の第一線でご活躍しておられます。
 

表彰式の様子

和歌山県文化表彰について詳しくは こちら
 

〒602-8566. 京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465

お問い合わせ先
TEL:075-251-5111
FAX:075-211-7093