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分子標的癌予防医学 酒井教授が日本医療研究開発大賞文部科学大臣賞を受賞

2018年12月27日、本学分子標的癌予防医学 酒井敏行教授が第2回日本医療研究開発大賞の文部科学大臣賞を受賞いたしましたのでお知らせします。
<功績>
がん抑制遺伝子の再活性化によるがん治療薬トラメチニブの発見
がん抑制遺伝子であるRBに着目して、RB再活性化物質をスクリーニングする手法を開発。
同法を用いて製薬企業と共同で化合物探索を行い、これまで有効な阻害剤が存在しなかったMEK阻害剤トラメチニブ等を発見した。トラメニチブは、進行性BRAF変異メラノーマ(悪性黒色腫)の患者に対し、既存薬に比べて著しく高い治療効果を示し、2013年にがん分子標的薬(MEK阻害剤)として米国で承認され、現在、我が国を含む60カ国以上で第一選択薬として使用されている。
メラノーマは難治性の皮膚がんで、欧米では日本の約10倍の頻度であり、国際的に最も深刻ながんの一つとされており、トラメチニブはメラノーマ以外のがんにも治療効果を示し、世界のがん克服に大きく貢献している。
<日本医療研究開発大賞の概要>
医療分野の研究開発の推進に多大な貢献をした事例に関して、功績を称えることにより、国民の関心と理解を深めると共に、研究者等のインセンティブを高めるために平成29年に創設。
今回、酒井教授が受賞した文部科学大臣賞は、科学技術・学術の振興の視点から特に顕著な功績が認められるものに贈られるものであり、我が国の研究者にとって非常に栄誉ある賞である。
首相官邸 健康・医療戦略推進本部ホームページ:
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kenkouiryou/suisin/amed/dai2/index.html
 

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