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【論文掲載】知性のルーツもたらした柔軟な遺伝子の機能

知性のルーツをもたらした柔軟な遺伝子の機能
~羊膜類脳発生の進化的可塑性に関する論文掲載について~
 
 京都府立医科大学大学院医学研究科 神経発生生物学教室 准教授 野村真ら研究グループは、大脳皮質の様々な神経細胞が産生される仕組みの進化過程を解明し、本件に関する論文が、科学雑誌『Cell Reports』に2018年3月20日(火)オンライン速報版で掲載されましたのでお知らせします。
 本研究はこれまで解明されていなかった哺乳類独特の大脳皮質を構成する神経細胞の進化起源を初めて解明したものであり、神経細胞におけるタンパク質や遺伝子の機能は各動物種の進化過程で柔軟に変化してきたことを明らかにするとともに、1つの神経前駆細胞から多種類の神経細胞を生み出すようなメカニズムは羊膜類の共通祖先から受け継いでいるという可能性も示唆されました。
 今後は本研究成果をさらに発展させ、大脳皮質に関連した疾病の原因究明や新たな治療方法開発への貢献が期待されます。
 
【代表著者】
 京都府立医科大学大学院医学研究科 神経発生生物学 准教授 野村 真
 
【共同著者】
 同大 神経発生生物学 大学院生 山下航
    神経発生生物学 助教   後藤仁志
    神経発生生物学 教授   小野勝彦
 
【掲出雑誌】
 科学雑誌Cell Reports
 [2018年3月20日(火)日本時間12:00オンライン速報版掲載]
 
 報道発表資料はこちら

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