【論文掲載】機械浴が安全で安楽な看護ケアであることの科学的検証

機械浴が安全で安楽な看護ケアであることの科学的検証
~緩和ケア病棟の入院患者の機械浴の生理学的・心理学的な影響に関する研究論文の掲載~
 

京都府立医科大学附属病院看護部 藤本 早和子総括看護師長、大学院保健看護学研究科 岩脇陽子教授、山中 龍也教授らの研究グループは、緩和ケア病棟入院患者の機械浴に対する生理学的・心理学的な影響からその安全性について科学的検証を行い、本研究成果に関する論文が、2017年8月30日『Japanese Journal of Clinical Oncology』オンライン版に掲載されましたのでお知らせします。
研究グループらは、状態・特性不安検査を心理的指標として、緩和ケア病棟に入院している患者の機械浴前後で腋下温、脈拍数、血圧と自律神経機能指標の定量評価を実施しました。その結果、機械浴後に生理学的指標は脈拍数のみ低下傾向を示し、心理学的指標は状態不安指数が有意に低下することが明らかになりました。
本研究成果により、緩和ケア病棟の入院患者に対する機械浴は、生理学的には循環動態に大きな変動を及ぼさず、心理学的には不安が低下しリラックスした状態であったことから、安全で安楽な看護ケアであることが示唆されました。
 
【掲載雑誌名】
 科学雑誌 Japanese Journal of Clinical Oncology
[2017年8月30日オンライン版掲載]
 
【論文名】
Effects and safety of mechanical bathing as a complementary therapy for terminal stage cancer patients from the physiological and psychological perspective: a pilot study.
[日本語:緩和ケア病棟入院患者に対する機械浴の生理学的・心理学的な影響についての研究]
 
【論文著者】
藤本 早和子*1, 岩脇 陽子*1, 滝下 幸栄*1, 山本 容子*1, 室田 昌子*1, 吉岡 さおり*1,
早野 あづさ*3, 細川 豊史*2, 山中 龍也*3
*1京都府立医科大学保健看護学研究科、*2京都府立医科大学医学研究科疼痛・緩和医療学、*3京都府立医科大学医学研究科腫瘍分子標的治療学
 
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