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平成30年 年頭挨拶

 皆さん、新年おめでとうございます。昨年は、教職員を始め学生職員並びに多くの関係者のお力添えを得て、本学は危機から距離を置くことができました。
 11月の上旬には看護学科の博士課程が文部科学省から認可されました。また、同じく11月の末には大学改革支援・学位授与機構の大学機関別認証を受審しました。大きな問題点は指摘されず安堵しています。附属病院は一昨年の特定共同指導に引き続き、個別指導を受け、改善が認められるとの評価でした。
 しかし、全てが問題なしではありません。文部科学省との対峙では「大学院改革の本丸が教育にあること」、機関別認証では「単位認定の基準化が重要であること」、更に言えば、「大学の理念が、大学自身の血と成り肉となっていなければならないこと」を思い知らされました。近畿厚生局の指導では「保険診療では、大学は特別待遇ではなく、保険診療の教育をすることが求められていること」を課題とされました。このことから分かる様に「大学の根幹は教育と自ら学ぶこと」にあります。これは、学生だけでなく、教員にも職員にも全ての大学人に求められていることです。
 2018年は京都府立医科大学にとって、大きな転機になる年と考えています。145年の伝統と歴史の長所や強みを残しつつ、第一級の単科医科大学であることを社会に証明して行きましょう。幸い、旺盛な研究心・探究心が皆さんにはあります。与えられた試練と課題を一人ではなく組織で乗り越えて参りましょう。
 大学は色々な意味で自立していなければなりません。一つは経済的基盤です。附属病院は本来の姿を発揮し、適正な収益構造になることができます。研究は大学を挙げて推進するものです。臨床研究中核病院は、附属病院だけで成就するものではありません。研究の基盤と成る基礎医学や看護学無くして、前に進めません。学部教育の姿勢は昨年で大きく変わったと思います。人材を育成する悦びを皆で分ち合おうではありませんか。
 私は、学長としてその先頭に立って進みたいと考えています。しかし、大学運営は決して、学長のガバナンスだけでなされるものではありません、大学人である皆さんの協力が必要です。「世界トップレベルの医学を地域へ」本学の理念をもう一度皆さんと考えて参ります。
 私の好きな禅語に「百尺の竿頭、一歩前に」があります。高い竿の先でも一歩前に進まなければなりません。皆さんが「京都府立医科大学と言う船」に乗っています。大学の方向性と在り方に一段と関心を持って頂きたいと最後にお願いを申し上げます。そして、笑顔で働ける大学になりたいものです。
 
 平成30年1月4日
 京都府立医科大学 学長 竹中 洋

〒602-8566. 京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465

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