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令和4年 年頭挨拶

 京都府立医科大学並びに附属病院の皆様、令和4年の新春を迎え心よりお慶び申し上げます。
 
 ご承知のように、本年は本学の礎であります療病院が明治5年に粟田口門跡寺院青蓮院に創立されて150年を迎えます。昨年10月には大学昇格100年の節目を迎え、全学を挙げて祝意と感謝の気持ちで新年を寿ぐことになります。
 
 一方、この2年間新型コロナウイルス感染症の蔓延で世界は一変し、国民を挙げてワクチン接種と行動変容で更なる感染の拡大に対応しています。繰り返すコロナウイルスの変異株の出現に対しても医学・医療の英知は徐々にではありますが混迷から抜け出そうとしています。
 
 特に附属病院では特定機能病院と第一種感染症指定病院を同時に維持する方向で対策が企画され、医療提供者として「誰も犠牲者にしない」道を歩むべくご尽力をされています。夜久病院長の下で150年の歴史と伝統に相応しい病院機能を発揮されることを大学を挙げて応援したいと思います。附属病院の牽引力があって大学将来整備構想は実現します。その為には地に足を付けた病院の運営管理体制の確立が望まれます。単に診療科課題とせずfor the hospitalの精神を期待しています。
 
 対面授業が出来なかったことや、2年間に亘る実習や演習の変更は医学部教育にも大きな影響を与えています。この間、医学科では6年一貫教育の推進、看護学科ではモデル・コア・カリキュラムの定着並びに3大学連携教養教育機構の見直しを行いました。この3月末までには学則改定と諸規則規程の整備を実施し、学習者主体の大学機能充実と将来整備構想の根本を置く予定です。教育センターの機能充実と保健管理センターの一本立ちも今年度の目的であり、所定の成果が挙げられていると考えています。
 
 研究については教員の皆様のご尽力や職員のフォロー体制もsecond stepに入ってきたと考えています。一つの柱は研究部長を中心とする産学連携の推進で、京都の7大学と7企業からなるプラットフォーム「京都クオリアフォーラム」の本格的な活動開始です。これと文部科学省の博士課程研究者支援であるボトムアップ助成金と連結し、将来果実に繋がるものと確信しています。保健看護学研究科の完成も加え医学部大学院の更なる高みに近づきたいと思います。
 
 平成29年4月私は教職員協働を掲げて学長に就任しました。これは教員も職員も京都府立医科大学の一員として協働して事に当たることを意味しています。前例主義を廃し、創造的な大学の時空間を創造することなくして大学の未来はないと言っても過言ではありません。幸いその校風は芽を出しつつあります。これを確かなものにするのは学生諸君の大学活動への参加です。コロナの終息を待たず、学生の皆さんの積極的な発言を期待しています。
 
 最後に、地球温暖化やその進行を左右するcarbon free、そして多様性に寛容な姿勢など、我々自身が職場や学会を通して見聞きする社会変化に大学が一歩遅れている感があります。これらの流れは社会横断的、職能を超えて求められ、言わば「新しい市民権の基準」になると考えています。今年は折に触れてそのような活動を推進して参ります。
 
 大学に興味を持ち、その在り方に積極的な関与をお願いして、新年のご挨拶といたします。
 
令和4年1月4日
京都府立医科大学 学長 竹中 洋

〒602-8566. 京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465

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