テキストサイズ

  • テキストサイズ 中
  • テキストサイズ 大

JP

検索

EN

Menu

閉じる

令和2年度入学式 式辞

令和2年度京都府立医科大学入学式(令和2年4月6日)
竹中学長式辞 
 令和2年4月6日、京都府立医科大学医学部医学科、看護学科に入学された皆さんおめでとうございます。全ての教員、職員、在校生並びに附属病院で働く医療職の代表としてお祝いの言葉を贈りたいと思います。
「おめでとう」
 さて、昨年12月に武漢で報告された新型コロナウイルス感染症は世界中に拡大し、日本でも治療対象となる患者数は4000名に達しようとしています。京都においても累積患者数は先週末に119症例を数えています。附属病院は京都府下の唯一の第一種感染症指定医療機関として、全力を挙げて診断・治療に邁進し、ECMO(人工心肺装置)も稼働しています。
 本日、医療人として将来働くこと、或いは研究者や教育者に成ることを志望されて本学に入学された皆さんは、この現実をしっかりと自分の目で見つめ、記憶に残して欲しいと思います。防疫の基本は「科学的に対応すること」を学んで下さい。
 学校生活も大きく制約を受けます。全てのクラブ活動を禁止しています。勧誘に纏(まつ)わるミーティングや所謂飲み会も含まれます。併せて新入生同士の不要不急の交流も、学内でのクラスター発生に一歩近づくことになります。克己心を持って活動をして下さい。この病気の京都府最大の砦である、附属病院の診療がクラスターで停止すればどのような事態が待っているか、容易に推測できると思います。
 カリキュラムや講義の流れも従来とは大きく異なります。5月の連休明けにはe-learning等のオンラインによる授業に移行する予定です。時々刻々変わる医療・防疫体制の中で教育活動が検討されますので、HPに掲載されるお知らせを1日に一度は確認して下さい。
 医学や看護学教育の講義・実習は、卒業に結び付くモデル・コア・カリキュラムに組み込まれています。卒業迄に必要な単位を取れば良い一般の4年制大学とは、大きく異なることを承知して下さい。
 我々は、この事態は夏を過ぎても続くと予測しています。皆さんには一人の国民として、「コロナウイルス感染症にかからない」正しい判断と行動をお願いします。約100年前、本学が旧制大学に昇格した頃(1921年)世界中に大流行したスペイン風邪では3年間に20万人近い死者が日本でも出ています。
 混乱と混迷の中での新学期になりましたが、創学150年の英知を集めて乗り切りたいと考えます。新入生の皆さんも心を一つにして協力をお願いします。改めて「おめでとう」。
 此れを以て学長式辞と致します。
 
 
令和2年4月6日
京都府立医科大学長 竹中 洋
 

〒602-8566. 京都市上京区河原町通広小路上る梶井町465

お問い合わせ先
TEL:075-251-5111
FAX:075-211-7093