消化器先進医療開発講座について
研究目的消化器領域における難治性疾患としては,慢性の持続性炎症性疾患や消化器癌がある。特に,消化器領域の癌はわが国のがんによる死亡原因の約半数を占め,高齢化社会においてより一層の増加が予想され,これら疾患の診断,治療,予防対策の確立は急務である。さらに多くの消化器癌は慢性に持続する活動性炎症が母地となって発症することが明らかになりつつあり,その炎症制御は新たな治療,予防の分野を確立しつつある。本「消化器先進医療講座」では,慢性炎症性疾患や癌をはじめとする消化器領域の難治性疾患を対象として,現在の保険診療の対象にはならない診断,治療,予防のそれぞれの分野において高度な「先進医療」の提供,開発を目指す講座である。 | |
研究内容具体的には,(I )診断分野では,@特殊光学処理や癌特異蛍光などを応用した消化管内視鏡による癌早期診断装置の開発,A侵襲の少ない全消化管内視鏡観察装置の開発,B血液を用いた癌特異的診断法の確立,(II)治療分野では,@より安全で確実な内視鏡的治療手技・装置の開発,A生物学的製剤などによる難病治療の推進,B全消化管粘膜を対象にした消化管粘膜炎症制御薬の開発,(III)予防分野では,@ポストピロリ時代における胃癌予防のストラテジー確立,Aポストウイルス時代における肝細胞癌予防のストラテジー確立,B炎症性発癌の分子機構からみた新規癌予防戦略,などを中心にセンターとして活動していく計画である。 |
| 期待される成果:具体的成果としては以下のようなものが期待される。 T診断分野 T-@癌早期診断装置の開発 T-A全消化管内視鏡観察装置の開発 T-B癌特異的診断法の確立 U治療分野 U-@内視鏡的治療手技・装置の開発 U-A難病治療の推進 U-B粘膜炎症制御薬の開発 V予防分野 V-@胃癌予防のストラテジー確立 V-A肝細胞癌予防のストラテジー確立 V-B新規癌予防戦略 |














