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生体機能分析医学講座について

生体機能分析医学講座について

当講座は,ポストゲノム時代の最新の研究手法を取り入れ,臨床医学の進歩に早急に対応するための新設講座として,京都に本社を置く「島津製作所」の寄附により開設されました.ご存じのように,島津製作所はノーベル化学賞受賞者の田中耕一氏を排出した分析機器の企業です.このノーベル化学賞は,タンパク質を質量分析するための「ソフトレーザー脱離イオン化法」を開発したことによるものです.タンパク質を壊さないでイオン化することにより質量分析を行い,新しいタンパク質研究の道を開いたと言えます.ポストゲノム時代においては,生命反応の中核であるタンパク質の解析・制御が種々の病態解析の鍵を握ると考えられています.それ故に,この生体機能に重要な役割を演じている因子(主に蛋白質)を網羅的に分析し,同定することによって,病態発現機構の解明や診断に貢献することを目的として,この寄付講座は設置されました.医学に密接に関わるプロテオミクス研究を目的にしているため,英文ではMedical Proteomicsと命名させていただきました.