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◆松本仁介氏医学振興基金より受贈された図書館蔵書の紹介 図書館では、毎年財団法人京都府医学振興会(松本仁介氏基金)から、医学の歴史研究に
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| 【泰西方鑑】文政12年(1829)刊 OPAC 画像(抜粋) | ||||||
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| 【天保医鑑】天保14年(1843)序 OPAC 画像(抜粋) | ||||||
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伊佐治縫之助(藤原重光)著。1冊(1巻)。伊佐治縫之助は眼科の和漢蘭折衷医で、多くの古医書を所蔵していた。著作も多く、なかには詩文集もある。本書は京中の医師を内科・外科・産科・口中科・西洋・漢蘭などに分類したもので、合計337名をのせる。各医師の住所や著作などを簡潔に紹介しており、入門者の手引きと名医を探す資料としての性格をもつ。題箋に「天保医鑑 全」とあるが、上巻のみの収載で下巻は欠。かわって縫之助撰の「傷寒金匱備験冊」を附録とする。 |
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吉田宗愔著。1冊(1巻)。吉田家は医業と土倉を営み権勢を誇っていたが、桃山時代の宗桂は中国の明に渡り世宗の病を療した。その際、「医は意なり」にもとづき意安の号を賜り、あわせて「称意」の二文字を贈られた。ここでいう「意」とは状況に応じて臨機応変に対応することで、特に薬の配分に経験と知識を要した。以後、吉田家の医学塾を称意館と呼んだ。宗桂の長男角倉了以は土倉業を継ぎ、高瀬川の開削で有名である。次男の宗恂は医業を継ぎ、『歴代名医伝略』を著す。宗?はこれにならって本書を編纂した。「太古」の伏羲から「清」の銭峻までを掲出するが、なかには字(あざな)だけの紹介にとどまるものもある。 |
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| 【生生堂養生論】文化14年(1817)刊OPAC 画像(抜粋) | ||||||
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中神琴渓口授、坂井道仙・大塚碩庵筆記。1冊(1巻)。中神琴渓は現在の滋賀県に生まれた。吉益東洞の著作に影響を受け、48歳になって京都に出て医業を開いた。掲載写真にあるように、医師は師から「口授面令」を受けて学ぶべきであるという。医道は著作や言語で伝えられるものではなく、法則にしばられず臨機応変の対応が肝要であると説いた。したがって琴渓自身は著作を残さなかったが、弟子が教えを書きとめている。本書で養生の根本は余計なことに惑わされず、「精神」を充実させることに尽きると断言している。 | |||||
| 【新編霊宝薬性能毒】寛文9年(1669)刊 OPAC 画像(抜粋) | ||||||
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曲直瀬玄朔著。6冊(6巻)。曲直瀬道三(正盛)の『薬性能毒』を養子玄朔(正紹)が増補改訂した。いく度か版を重ねたが、本書は京都・西村九郎右衛門が開板したもので最も古い。もともとの書名は中国の明の医書『医学正伝』に「薬性に各々能毒あり」による。薬というものは病気の人には効果があり、そうでない人には毒になるという。本書冒頭の「服薬の用心」には、市販の薬や藪医者による処方には十分気をつけるようにと呼びかけている。 |
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| 【増補重訂内科撰要】文政5年(1822)序 OPAC 画像(抜粋) | ||||||
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宇田川玄真著。6冊(18巻)。宇田川玄随(槐園)は大槻玄沢にオランダ語を学んでゴステルの内科書を翻訳し『正説内科撰要』を著した。それまでオランダ医学といえばもっぱら外科を中心として取り入れられてきたが、ここにはじめて内科が紹介されることになった。ただし、玄随は全巻刊行を待たずして没したので、余巻は版元も江戸から大坂に移り、小石元瑞らが完結に導いたという。玄随の門人で養子となった玄真(榛斎)がさらに手を加えて出版したのが本書である。玄真には『医範提綱』などの著作もあり、学統は養子榕庵に引き継がれた。 |
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| 【広益本草大成】元禄11年(1698)刊 OPAC 画像(抜粋) | ||||||
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岡本為竹著。10冊(23巻、総目1巻)。岡本為竹(一抱、一抱子)は後世派に属する京都の医師であった。難解な医書を簡単に解説する書物を多く著したが、兄近松門左衛門にそれでは医師を堕落させると批判された。本書も李時珍の『本草綱目』にもとづいているが、異名や和訓をのせたり、総概・使薬・毒・畏悪・附方・愚案・修治といった項目を立てるなど、工夫も見受けられる。内容は草部・木部・果部・穀部・菜部・金石部・水部・火部・土部・服器部・人部・虫部・鱗魚部・介部・獣部・禽部に分かれ、合計1,834種を挙げる。 |
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