がん診療について

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放射線治療

放射線治療部門の概要

 放射線治療は頭頸部癌、肺癌、乳癌、食道癌、前立腺癌などを中心に全身のあらゆる部位 の悪性腫瘍を対象として治療を行っています。当施設では2台のリニアック装置(通常のリニアックと高精度放射線治療IMRT専用機であるラディザクト各1台)、陽子線治療2部屋、また小線源治療機器を使用し、毎日40-50名の患者さんに対して放射線治療を行っています。

 がん診療と患者さんの生活は切り離して考えることはできず、治療後の家族との関わりや、社会生活までをも見据えた治療法の選択が重要です。放射線治療は低侵襲で、通院治療が可能な場合も多く、患者さんの生活スタイルを大きく変えることなく治療できることが特徴です。放射線治療は高精度化が進んだことで、副作用は劇的に軽減しました。我々、放射線科医は高精度放射線治療を柔軟に運用することで、患者さんの意思と価値観を尊重した医療の実践に努めます。

 また放射線治療部門は関連する診療科とも密に連携し、横断的な診療連携体制を充実させています。オール京都府立医科大学病院で、がんで苦しむすべての患者さんに最高の医療を提供してまいります。