センター紹介

センター紹介

センター長挨拶

 

平成21年10月、平成21年度文部科学省推進事業「看護師の人材養成システムの確立」への採択を機に開設された京都府立医科大学看護実践キャリア開発センターは、今年で14年目を迎えました。当センターは、「社会のニーズに対応した看護実践能力の向上を目指した教育支援、看護師の生涯を通じたキャリア形成支援のために、地域に開かれた教育プログラムの開発、教育指導者の養成、教育環境の充実を図り、看護職の人材育成に寄与すること」を目的としています。活動においては、大学改革推進事業モデル校の一員として、循環型教育システムによる看護師育成プランを展開した第1期、京都府下の看護職に対象を拡大し、社会のニーズに沿った看護実践能力の向上を目指した第2期、そして、さらなる地域医療・看護の質の向上を目指し、緩和ケアを推進する看護師養成や特定行為研修、新規事業であるリカレント教育を開講した第3期と、長年にわたり多くの皆様のご理解とご支援をいただいてまいりました。心より感謝申し上げます。

 

新型コロナウィルス感染症の流行により様々な変化が社会にもたらされた今、看護職の置かれた環境はより厳しいものにあると感じております。そのような社会情勢の中で、病院、施設、地域、学校で働く看護職の皆様それぞれが思い描く看護職としてのキャリアを形成するお手伝いをしていきたいと考えています。医学部看護学科教員や附属病院看護部、北部医療センター看護部をはじめ、地域の皆様との連携のもと、構築された当センターの研修やプログラムを、どうぞご活用ください。在宅医療と高度急性期医療をつなぎ支える看護を目指し、共に学び、悩み、励まし合いながら切磋琢磨していきましょう。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

令和 5年 4月 1日

                                                     看護実践キャリア開発センター センター長
                       京都府立医科大学 医学部看護学科  老年・在宅看護学  教授 毛利 貴子

 

 

京都府立医科大学 看護実践キャリア開発センターのキャリアパス支援

キャリアパス (career path)とは、個々の看護職が様々な経験を通して専門職として成長し、自身が考える看護職としての方向性や目標、人生設計に向かって、進路を選択しながら専門職業人として歩む道筋を意味します。看護実践キャリア開発センターでは、多様なキャリアパスを実現するための研修会や教育プログラムを提供し、生涯を通じた看護職のキャリア形成を支援します。


図 看護師のキャリアパスと看護実践キャリアセンターが展開するキャリア形成支援の概略図

当センターが提供する教育プログラムの多くは、日本看護協会のクリニカルラダーⅢ以上に該当する、ジェネラリストレベル以上の看護職の皆さまを対象としています。緩和ケアを推進する看護師養成では、「緩和ケア実践看護師養成」「在宅緩和ケア推進看護師養成」「緩和ケアチームリーダー看護師養成」の3つのコースを有しており、臨地実習を含めた実践的な教育を展開しています。看護専門分野別講座は、本学附属病院で活躍する専門看護師・認定看護師による講義となっております。また、看護研究支援研修、復帰支援などのリカレント教育など幅広い教育内容となっております。特にリカレント教育においては、令和3年度より文部科学省の助成を受け、「with コロナ新時代の潜在保健師・看護師リカレント教育」を立ち上げ、さらなるキャリアアップとして復職・転職をサポートします。さらに、ジェネラリストを対象としたキャリア開発に関する研修、継続教育や実習指導などの教育に焦点をあてた研修も新しい内容として開講していく予定です。

ご所属の施設の継続教育と併用しながら、当センターの教育プログラムを活用して頂き、皆様のキャリア形成支援にご活用いただければと思います。各プログラムの詳細は、該当するページをご覧ください。

センター実施体制

センター
構成メンバー
センター長 医学部看護学科教員
副センター長 専任副センター長、医学部看護学科教員2名、
附属病院教育担当副看護部長
センター員 医学部看護学科教員、附属北部医療センター総括看護師長、
専任看護師長、事務部職員教育支援課主査兼係長、
病院管理課主査兼係長
その他 センター長が認める者
運営委員会 センター構成メンバー、医学部看護学科長、
附属病院看護部長、附属北部医療センター看護部長
看護教育分野に見識のある本学に属さない学識経験者3名
教育支援課長、病院管理課長

※センターに関する重要事項を審議・協議するための委員会

 

 

事業報告書

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