ブックタイトル京都府立医科大学 大学案内2019

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概要

京都府立医科大学 大学案内2019

海外研修を受けた在学生の声イギリスのリーズ大学Leeds Children Hospital(小児科)での実習医学科第6学年(大阪府高槻高校出身)佐々木圭カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)に留学医学科第5学年松本晃典(広島県修道高校出身)私は2017年8月の4週間、イギリスのリーズ大学のLeeds ChildrenHospital(小児科)での実習に参加しました。私がこの実習に参加した理由は先生方が日々の講義で、日本語で医学を勉強するだけでなく国際的な視点を持ち英語で医学を勉強することが大切だと強調されており、一度留学してみようと考えたためです。私はCAT(Children Assessment & Treatment)unitに配属となりました。CAT unitは、小児を診察し入院の必要性や今後の治療を判断する部門で、私はそこで親から予診をとり小児を診察しました。英語で予診・診察を行うことが最初は困難でしたが、留学前に同回生と練習していたこともあり最終的には慣れることができました。また他国から留学生と交流し、多くの刺激を受けました。京都府立医科大学には将来海外で臨床や研究をしたい学生が多く、学生達に英語を学習する機会が多く設けられています。是非受験生の皆様には歴史があり様々な海外の大学と交流のある本学を受験してもらい、将来国際的に活躍できる医師になってほしいです。私は4年生時の研究室配属を利用してアメリカ合衆国の西海岸に位置するカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)に留学しました。入学以前から「がん」について関心を抱いていたこともあって、留学先では血液のがんである白血病についての研究に参加させてもらいました。研究室は、国籍や文化など多様な背景をもつ研究者によって構成されており、細胞の腫瘍化機構についての研究が日々行われていました。疾病の発症機構解析や治療薬剤開発などが、米国ではこのような研究室での実験によって成り立っていることを実感しました。UCSDには世界中から人々が集まってきており、そのような学生や研究者の方々と生活を共にしていく中で、日本での常識が通用しない場面に遭遇することもありました。新たな価値観に触れ、自分自身の視野を広げる貴重な機会となったように思います。留学には、苦労も多くありますが、得るものはさらに多くあります。少しでも関心があればぜひ挑戦してみてください。38