ブックタイトル京都府立医科大学 大学案内2019

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概要

京都府立医科大学 大学案内2019

2大学概要国際交流国際化の推進大学概要本学では、現在の多様化・融合化・国際化する教育研究の広がりを踏まえ、本学以外の国内外の大学、大学院、研究機関等との連携・学術交流を積極的に推進しています。現在海外の21大学・研究機関と学術交流協定等を締結しており、このうち、オクラホマ大学(アメリカ)、リーズ大学(イギリス)、エジンバラ大学(イギリス)には医学生を派遣し、海外での臨床実習を実施しています。また、医学科基礎配属の期間を利用しての海外研究室派遣も行われています。平成30年3月に策定された「国際化推進プラン2018」では、医学科、看護学科とも派遣先の一層の拡大に向けて取組みを進めていくこととしています。オクラホマ大学での臨床実習を通して2017年7月の約1ヶ月間、私はアメリカのオクラホマ大学にあるメディカルセンターOklahoma University Health Science Center (OUHSC)で臨床医学実習を経験しました。医学科第6学年北川愛菜(京都府京都女子高校出身)私は日本と海外の医療システムはどう違うのかを勉強したいと思いこの派遣を希望したのですが、特に実習先のFamily Medicineという部門は日本ではまだ確立しておらず、そのため実際にどのような診療を行っているのか興味を持ちました。Family Medicineでは緊急度の低い入院患者や、外来クリニックに通う糖尿病や循環器疾患などの長期フォローが必要な患者など、他科と連携して多様な疾患を広く扱い診断・治療までを行います。日本にも疾患を広く診る総合診療科が有りますが、また違った診療内容であり、とても勉強になりました。また、このプログラムでは一緒に留学する同級生がおり、お互いを励まし支え合えたこと、オクラホマ大学の学生や職員の方々が本当に親切にしてくれたこともあり、今となっては楽しかった日々と充実した思い出しかありません。私が経験したこの1ヶ月は、日本だけでなく海外の医療にも目を向けて物事を考えるきっかけになり、今後医師として働く上でも必ず活かされる感覚を身につけることができたように思います。京都府立医科大学にはこのような機会を積極的にサポートしてくれる環境があります。皆さんも本学のプログラムを利用し、在学中の留学に挑戦してみてください。37