ブックタイトル京都府立医科大学 大学案内2019

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概要

京都府立医科大学 大学案内2019

強い意欲と展望を持った人材の育成「世界トップレベルの医学を地域へ」の理念の下、大学院医学研究科博士課程では、豊かな人間性に裏付けられ、創造性に富んだ人材を育成し、最先端の医学・医療・生命科学の推進および人類の健康と福祉への貢献を目指します。修士課程では、医学部以外の学部教育を受けた方を対象に、医科学分野の基礎知識習得と研究トレーニングの場を提供することによって、他学部で学んだ専門知識や技術を医学に関連する学際的研究分野の開拓に役立てようとする強い意欲と展望を持った人材の育成を目指します。統合医科学専攻(博士課程)定員:70名修業年限:4年学位:博士(医学)先端医学研究者、高度先進医療人の養成を目指し、医学隣接領域の修士課程修了者にも門戸を開放統合医科学専攻博士課程の修業年限は4年であり、基本的には医学部、歯学部、6年制の薬学部・獣医学部卒業者、そして医科学修士を入学対象としていますが、薬学、農学、工学などの医学隣接領域や、鍼灸、美術などの修士課程修了者にも入学の門戸を開けています。本博士課程の目指すところは、先端医学研究者の育成と高度先端医療人の養成です。大学院生ごとに特性に合わせたきめ細かい研究指導を行うとともに、自由度の高い履修メニューを提供することで、高度かつ融合的な医科学研究の指導を行います。専門特化された履修内容及び充実の研究指導体制により、国内外の研究機関で活躍する優れた研究者を輩出医学研究方法概論統合医科学専攻の下には「総合コース」と「がんプロフェッショナル養成専門コース」があります。総合コースでは専門領域として、地域医療・社会医学、発達・成育医科学、先端医療・ゲノム医学、生体情報・機能形態学、病態解析・制御医学、機能制御・再生医学の6分野が置かれています。さらに、研究を進めるうえで基盤となる必須科目や選択科目からなる共通領域が配置されています。これらの科目を通じて、優れた人格と高度な専門性、そして自由な発想に基づく自律的な課題探究能力を養うことを目的としたカリキュラムを策定しています。総合コースの大学院生は、原則として、初めの2年間は統合医科学概論、医学生命倫理学概論など共通領域に属する必須科目の講義を受けつつ、専門領域での研究指導を受け、その後、専門領域での研究指導の成果として3年時から4年時にかけて博士論文を仕上げることになります。がんプロフェッショナル養成専門コースでは質の高いがん専門医の養成を目的として、実践的がん医療のための「小児AYA世代がんの集学的医療のための専門医育成コース」、「成人および高齢者を対象とした高度がん医療に対応できる腫瘍専門医育成コース」、「陽子線を含む放射線治療専門医の教育プログラム・コース」、「緩和ケア専門医育成コース」の4コースが置かれています。癌に特化した基幹科目を履修し、癌診療の専門的教育を受けながら密度の高い大学院教育を受けることが出来る環境を提供しています。本コースでは博士論文を仕上げるとともに、がん専門医の資格取得を目指します。大学院での研究・教育生活の中で、さらに研究意欲をかき立てられ、多くの修了生は、大学教員や研究機関の研究者、また保健行政機関や関連病院などで専門的知識を生かして活躍しています。医学部・歯学部卒業初期臨床研修後期臨床研修勤務医薬学部・獣医学部を卒業(修業年限が6年のものに限る)自然科学領域等の修士課程を修了(保健・福祉・栄養・生活科学・工学・理学・農学等)大学院博士課程へ進学1年2年3年4年臨床医学系研究並行して専門医取得可(専門医認定学会への入会と認定が必要です)基礎・社会医学系研究学位論文執筆・学位申請博士号取得32