ブックタイトル京都府立医科大学 大学案内2019

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概要

京都府立医科大学 大学案内2019

2看護学科保健師・助産師コースの履修について看護師に加えて、保健師・助産師を目指す人は、地域看護学・助産学の選択科目を履修することができます。ただし、履修者は、3年次に上がる段階で、希望者の中から選考により決定します。(保健師20名以内、助産師10名程度)保健師コース地域看護学選択助産師コース助産学選択看護学科【保健師とは】保健師の働く場所は、都道府県や市町村といった行政機関、学校や産業等の種類があります。保健師は、地域で暮らす様々な年代や健康状態の人々を対象に、健康を守る役割を担っています。妊婦教室や乳幼児健康診査、高齢者の介護予防、障害者の保健指導、保健計画の策定など、その活動範囲はとても幅広くバラエティに富んでいます。【本学の保健師教育】本学の保健師養成課程は1951年に始まり、現在に至るまで京都府内を中心に多くの先輩を輩出しています。本学では、地域で暮らす個人・家族・集団を「看る」そして「動かす」ちからを大切に育てています。講義科目と現地実習を連動させた学習体系の中で、学生は保健師に求められる知識と実践能力を学びます。【助産師とは】江戸時代、お産の介助は産婆として職業化され、仕事の時には大名行列を横切ることが許されるなど、“お産の専門家”として、人々の尊敬と信頼を集めていました。現在の助産師も、独立して助産院を開業することができるなど、助産行為の専門職として、助産診断を行うとともに、助産ケアを通じて、女性の妊娠・出産、産褥期が心身共に健康に過ごせるよう援助するほか、育児指導や不妊相談、更年期の健康相談などその活動は幅広く、女性の一生、そして家族に寄り添う職業です。【本学の助産師教育】1889(明治22)年京都府医学校に附属産婆教習所が設置されてから130年近い歴史があり、多くの卒業生が国内外で活躍しています。本学では、確かなエビデンスに基づいた知識や、女性が本来持つ「産み育てる力」を最大限に発揮できる助産ケアを講義・演習・実習で学びます。地域における育児支援や健やかな思春期の成長発達を支援する助産師の役割は益々拡大しており、本学ではこのように高度な周産期医療を支える質の高い助産師教育を行っています。25