ブックタイトル京都府立医科大学 大学案内2019

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概要

京都府立医科大学 大学案内2019

京都府立医科大学の昨日・今日・明日2022年11月に本学の前身である療病院が、青蓮院に創立されて150年を迎えます。また、2021年には、旧憲法下で大學令が発布され100年に当たります。この間、同じ大学名を保って来た官公立大学は本校のみであり、京都府を中心に我が国の近代医学興隆を支え続けた医療系単科大学です。【教育】教育は大学の根幹で、大学の存在価値を問われるところであり今一番力を注いでいます。医学部医学科の教育体制は、2017年4月に医学教育分野別評価で、「適正」であると認証を受けました。また、2018年3月には機関別評価でも同様の認可を受けたところです。課題もあり、下鴨学舎の教養教育と河原町学舎における専門課程を繋ぐ仕組みを導入し、より完成度の高い医学教育改革を行う予定です。既にスタートした72週臨床実習に加え、教養と基礎医学・基礎医学と臨床医学の垂直統合、臨床医学の水平統合等、「教育の府立医科大学」と呼ばれる明日を目指します。看護学科も2019年からはモデル・コア・カリキュラムの導入が決まっています。看護においても学部教育から卒後教育への一貫性が問われます。医学科と併置されていること、附属病院が敷地内にあることなど本学の利点を生かして、良質な医療人の育成が目標です。また、大学院医学研究科には、新たに新薬開発に特化した「創薬医学」と、ライフスタイルの多様化に伴う健康リスクの機序解明等を行う「地域生涯健康医学」、情報社会を迎えbig dataを用い、社会情勢の変化に対応できる医師や医療人のキャリア形成を学び・研究する「近未来地域医療学」の3科目を新たに設置したところです。【研究】医学部としての研究力は、文部科学省の科学研究費獲得額が全国10位以内を維持してきた実績でも分かります。大学全体の研究を底上げするために、2018年3月にシーズ集を作成し、学内交流の深化と知財の社会還元を目指しています。また、臨床研究中核病院を目標に、研究支援機構を構築し、高いレベルの臨床研究を持続的に展開するシステムを学内で共有しています。看護学科は2018年春から大学院博士課程を併設し、本学全体の研究機能が充実・向上しています。【医療提供】医学部医学科の卒業生の多くは、関西一円に拡がる関連病院で地域医療に邁進し、看護学科の卒業生は同様に看護01