ブックタイトル京都府立医科大学 大学案内2019

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概要

京都府立医科大学 大学案内2019

教養教育・基礎医学・社会医学・臨床医学入学~卒前臨床研修~卒後臨床研修までの8年間をサポート基礎・社会医学教室への研究配属4年生の1学期末に6週間の研究配属の期間を設けています。ここでは、基礎系の各研究室に所属して基礎研究を体験し、実験手技を学んだり基礎医学教員の姿に触れたりしてリサーチマインドや能動的に新しい分野にチャレンジする態度を養います。意欲のある学生は、それぞれの指導教官と相談の上、学会での発表や論文執筆、あるいは海外の研究室派遣などへもチャレンジしています。CBT/OSCE4年次の2学期末には、全国レベルの統一テストであるCBT(Computer-Based Testing)と、臨床実技の試験であるOSCE(Objective Structured Clinical Examination)を受験します。このCBTとOSCEの両者に合格し、全ての臨床医学科目座学の履修を完了すると”Student Doctor”と呼ばれることとなり、臨床実習に参加することができます。白衣授与式臨床実習への参加が許可されたStudent Doctorには青色の名札が授与され、また「白衣授与式(12月末)」では大学のLogoの刺繍のついた白衣が、学長から授与されます。皆さんは白衣を受け取り、新たなスタートに向け、身の引き締まる思いで臨まれることでしょう。年が明けるといよいよ臨床実習が始まります。臨床医学高度な専門医学を統合的に受け止める能力を昨今の臨床医学の進歩はめざましく、臨床医には高度に細分化された専門知識と技能が要求されています。また同時に、専門的な知識と技能を統合して受け止める能力を持った若者、つまり幅広い理解の下に臨床医学を実践できる医師が求められているのも事実です。本学では、このような資質を持った医師の育成を目指して臨床医学の教育を進めています。さらに、附属病院が誇る世界トップレベルの最先端医療に触れることにより、医療の持つ無限の可能性を感じることでしょう。臨床実習医師としての第一歩がスタートする臨床実習臨床実習は、医療現場を実際に経験するとともに、実地に各疾患の病態とその診断・治療を知るうえで非常に重要なものです。将来、臨床医はもちろんのこと研究者を目指す人にとっても、この臨床実習で得られる知識や技能は不可欠なものです。CCIでは各班5名程度ですべての診療科や中央検査部門をローテートしますが、各診療科や検査部門ではそれぞれ特色を持ったカリキュラムのもと、教員が個別に指導に当たります。少人数グループでの講義も行われますが、実際に外来やベッドサイドの患者さんを対象とした実習が主なものとなります。単に暗記した知識だけで対応するのではなく、問題解決型及び問題探求型の対応が求められます。また、医師が患者さんやご家族と如何に関わっていくべきかを初めて知る場でもあります。医師としての第一歩が既にこの実習から始まっているのだという自覚を持って現場に臨んで下さい。CCⅡでは、医師不足地域も含めた本学の教育関連病院でも実習が行われます。各病院の部長は、本学の臨床教授や臨床准教授を兼ねており、ここでは大学病院とは異なる臨床場面を経験することができます。このように大学だけでなく、教育関連病院も一丸となって有機的な臨床実習が行われています。16