ブックタイトル京都府立医科大学 大学案内2017

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概要

京都府立医科大学 大学案内2017

関連施設等紹介附属脳・血管系老化研究センターアルツハイマー病や認知症疾患など、老化のメカニズムを解明する研究施設附属脳・血管系老化研究センター(老化研)は、1990年(平成2年)11月に創設された研究施設です。基礎医学系2部門、社会医学系1部門、臨床医学系1部門からなっています。その名の示すとおり、老化のメカニズムの解明を目的として設立された、まさに21世紀に求められている研究施設です。基礎医学系は基礎老化学部門及び病態病理学部門、社会医学系は社会医学・人文科学部門からなり、それぞれが連携しあって老化に関する研究を行っているほか、臨床医学系である神経内科学部門とも共同研究を行っています。神経内科学部門は神経疾患に関する病態の解明を研究するほか、附属病院に神経内科(老年内科)の外来診療室と専用の入院病棟をもち、神経内科に関するすべての疾患をここで診断・治療しています。老化研では、脳血管障害、アルツハイマー病に代表される認知症、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症を含む神経変性疾患など、まさに加齢に伴って増えてくる疾患を研究対象としています。一方で、老化と対極にありながら老化を理解する大きな手がかりを与えてくれる発生・発達過程を解明するために、脳形成障害や筋ジストロフィーなどに関する研究を行っています。21世紀は「脳の世紀」と呼ばれるように、世界的な規模で展開される脳研究の成果が脳機能の解明に貢献するとともに神経系の種々の疾患の診断や治療に応用される時代を迎えるなかで、本学老化研が果たす役割はますます重要になるといえるでしょう。附属図書館医学、看護学などの専門書をはじめ、貴重な図書資料を数多く所蔵医学分野を中心に資料や情報を提供する附属図書館は、河原町通の西側、広小路キャンパスに位置します。大学と共に歴史は古く、1890年(明治23年)に京都医学校が病院内に設置した書籍室以来120余年、教育・研究・診療活動を支援してきました。1992年(平成4年)5月に附属図書館・合同講義棟として新館が開設され、旧図書館棟(現.京都府指定文化財)から現在地へ移転しました。京都御所に隣接し、河原町通りを臨む閑静で明るい施設です。館内は無線LANが整備され、第1~3閲覧室、情報検索室で学生が資料や情報を活用して学習しています。AVルーム、セミナー室、ブラウジングルームは、グループ学習や研究会などコミュニケーションの場として活発に利用されています。教職員や大学院生は個人閲覧室もよく利用しています。また下鴨キャンパスにも図書室を設置しています。蔵書はおよそ28万冊。図書館ホームページから蔵書検索が可能です。電子ジャーナル、電子ブック、医学情報データベースなど電子版の情報も利用できます。図書館で所蔵していない文献の取寄せなど様々なサービスも行っています。43