ブックタイトル京都府立医科大学 大学案内2017

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概要

京都府立医科大学 大学案内2017

京都府立医科大学を卒業して4年間の大学院生活を終えようとしていた冬のある日、厚生労働省行きが決まりました。部署は医政局研究開発振興課、医薬品や医療機器の研究開発を担っている部署です。その中の再生医療推進室に専門官として期限付きで赴任しました。当初は「ヒト幹細胞臨床研究に関する指針」に則って研究者から申請された研究計画を、審査委員の先生方の意見を反映させながら、基準にそった計画へと申請者と共に作り上げる仕事をしました。その後、iPS細胞研究を含む再生医療が今後発展していけるよう体制づくりをするための、再生医療新法案を作り上げる業務もスタートし、まさに日本における再生医療転機の現場で働かせていただきました。2013年11月に帰学して、本学に設立された研究開発・質管理向上統合センターの立ち上げに携わらせていただいております。大学全体として、研究倫理や利益相反等について、研究者一人ひとりの意識を高める取組みを行うと同時に、基礎研究から臨床研究・治験さらには製造販売後臨床研究まで幅広く研究活動を支援することで、研究活動の倫理性及び科学性を担保する体制整備を進めており、このセンターはその核となることを期待されております。これらの仕事には、行政の知識に加えて倫理的思考も求められ、基礎研究と臨床医学との経験の裏打ちを必要とします。花園キャンパス(現在は下鴨キャンパスへ移転)で医療人として必要な一般教養を学び、河原町キャンパスの医学教育で医師としての礎を学んだ京都府立医科大学での経験が、まさに今の私を支えてくれています。卒業後も多様な進路があり、世界レベルの研究と臨床を様々な比重で体得していけます。当大学に入学する皆さんには、学ぶ喜びを感じながら成長し、バランスのとれた医療人として羽ばたかれる事を願っております。本学大学院医学研究科医療フロンティア展開学講師今井浩二郎■平成13年卒業京都府立医科大学を卒業して将来への夢や希望に胸を膨らませて本学に入学したあの日から早くも6年が経ちました。私が本学に入学したいと思ったのは、オープンキャンパスで本学のアットホームな雰囲気に惹かれたからでした。実際に入学してみると、同級生だけでなく、先生方、先輩、後輩などとの距離が非常に近く、たいへん過ごしやすい大学でした。各分野の最前線で活躍されている先生方から直接御指導いただくことができました。また、学びたいと感じたことについて学習の機会を作ってくださったり、学習環境の整備に尽力してくださったりと、望めば望むほど学ぶことができる環境でした。本学は部活動等の課外活動も非常に盛んで、学習以外の面でも大変充実した学生生活を送ることができます。部活動に打ち込んだ日々は、学生時代にしかできないかけがえのない思い出となっています。そのような活動の中で出会った先輩、後輩とは、卒業した今でも交流があり、将来のことを語り合ったり相談したりと、大きな心の支えとなっています。現在、私は京都第一赤十字病院で初期研修医として働いています。まだまだ駆け出しではありますが、本学で過ごした6年間で得た知識や人との出会いは、働く上での糧となっています。皆様が本学で学び、良き医療人となられて、共に働くことができる日が来京都第一赤十字病院研修医大松志穂■平成28年卒業ることを心待ちにしております。医学科School of Medicine 16