ブックタイトル京都府立医科大学 大学案内2017

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概要

京都府立医科大学 大学案内2017

臨床医学高度な専門医学を統合的に受け止める能力を昨今の臨床医学の進歩はめざましく、臨床医には高度に細分化された専門知識と技能が要求されています。また同時に、専門的な知識と技能を統合して受け止める能力を持った若者、つまり幅広い理解の下に臨床医学を駆使できる医師が求められているのも事実です。本学では、このような資質を持った医師の育成を目指して臨床医学の教育を進めています。さらに、附属病院が誇る世界トップレベルの最先端医療に触れることにより、医療の持つ無限の可能性を感じることでしょう。れています。授業は単なる講義に偏らず、ベッドサイド・ティーチングや担当医とのマンツーマンによる教育も取り入れて、文字の羅列では表現できない医学の深奥に迫り、診断と治療のエッセンスを五感で体得する教育を進めています。こうした卒前教育における臨床医学教育の位置付けは大きく、社会貢献を目指す各医学生の素養がより確かなものとなるように導いています。臨床実習の様子生涯教育の一環として医学の深奥を日進月歩の現代医学。その最新医療の内容はめまぐるしく変化しています。こうした背景を踏まえて、医師は自分自身で一生涯にわたり学習していかなければなりません。また、進歩・変化していく医学・医療を常に自身の中で更新していく能力を身につけなければなりません。このため、一般教養と基礎医学の知識を土台としたアップ・ツー・デートな臨床医学を卒前教育でしっかりと修得しておく必要があります。臨床医学の授業は、これまでに修得したあらゆる基礎科目を基盤に、生きた人間のさまざまな疾病の医学・医療の基本について、正しい理解と把握が得られるように進められています。さらに、医師としての人間性の育成にも重点を置いています。患者と医師、学生と教員。人間同士の触れ合いの中で「一人の患者の診療から学べることは、経験豊かな医療者からの指導に勝る」と言われています。本学の伝統ある歴史の中で特に重点がおかれてきたことは、患者の身になって一例一例をじっくりと診、症例から学ぶという姿勢です。そして、学生自身の主体的、積極的な学習意欲を導き出そうという教育方針があります。実際、学生と教員との極めてフレンドリーな雰囲気の中で、学生たちがグループ学習で自主的かつ積極的に討論し、また、各診療科の教室にも気軽に出入りして研究に参加することも頻繁に行わ【8年一貫教育プログラム】入学2年3年4年5年6年7年8年教養早期体験実習医学部教育基礎医学・社会医学CBT・OSCE研究配属臨床医学臨床実習クリニカルクラークシップマンツーマン教育地域医療大学院博士課程博士号(医学)取得認定医・専門医を目指す卒後臨床研修基礎系・臨床系いつでも進学可大学病院・協力病院いつでも研修可後期臨床研修へ臨床実習の様子卒前~卒後一貫教育プログラム入学~卒前臨床研修~卒後臨床研修までの8年間をサポート医学科School of Medicine 10