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【論文掲載】大陸伝播過程における鳥インフルエンザの特性変化を解明

 京都府立医科大学大学院医学研究科 感染病態学 荒井泰葉博士研究員と渡邊洋平講師らの研究グループは、ヒトに感染例がある鳥インフルエンザウイルスが東アジアから大陸を西へ伝播する過程で、ウイルス性状を大きく変化させてヒトを含む哺乳類に対する増殖効率を高めていることを明らかし、本研究に関する論文が、科学雑誌『PLoS Pathogens』に2019年7月2日付けで掲載されましたのでお知らせします。
 本研究は、1997年に中国で出現したH9N2鳥インフルエンザウイルスが、ユーラシア・アフリカ大陸を西へ伝播する過程で獲得した遺伝子変異を網羅的に探索し、当該変異がウイルスの増殖効率に与える影響を評価することにより、H9N2鳥インフルエンザウイルスが大陸における伝播過程で哺乳類に対する増殖性や病原性を高めていることを明らかにしました。
 ヒトに対して感染性を示す過去の新型ウイルスの出現において、H9N2鳥インフルエンザウイルスはウイルス遺伝子の供給源となった経緯があります。本研究成果によりH9N2鳥インフルエンザウイルスの性状変化と進化動態が解明されたことで、インフルエンザ・パンデミックへの対策が大きく進展することが期待されます。
【論文名】 
PB2 mutations arising during H9N2 influenza evolution in the Middle East confer enhanced replication and growth in mammals
【掲載雑誌】
 PLoS Pathogens(発行元国:アメリカ合衆国)
【代表著者】
京都府立医科大学 感染病態学・荒井泰葉
【共同著者】
 近畿大学 理工学部 生命科学研究科・川下理日人
エジプト ダマンフール大学 獣医学部・Madiha Ibrahim
エジプト ダマンフール大学 獣医学部・Emad Elgendy(JSPS外国人特別研究員)
京都府立医科大学 感染病態学・大道寺智
大阪大学 産業科学研究所・小野尭生
大阪大学 薬学研究科 情報計量薬学分野・高木達也
京都府立医科大学 感染病態学・中屋隆明
大阪大学 産業科学研究所・松本和彦
京都府立医科大学 感染病態学・渡邊洋平(責任著者)
報道発表資料はこちら
 

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