【論文掲載】夏の夜は心筋梗塞の増加に注意

夏の夜は心筋梗塞の増加に注意
〜日本、イタリアなど世界7カ国による国際共同研究によって急性心筋梗塞の発症時刻における日照時間の関与が明らかに〜
 
 京都府立医科大学大学院医学研究科 循環器内科学大学院生 西真宏(にし まさひろ)ら世界7カ国による国際共同研究グループは急性心筋梗塞の発症時刻における日照時間の関与を明らかにし、夏は夜間に急性心筋梗塞の発症数がその他の季節と比べて増加することを明らかにしました。本研究に関する論文が平成30年4月6日(金)に科学雑誌「Journal of the American Heart Association」オンライン版に掲載されることとなりましたのでお知らせします。
 国際共同研究グループはST上昇型急性心筋梗塞(STEMI)と季節によって変化する概日リズムの関係に対して調査を行ったところ、急性心筋梗塞の発症時刻と日照時間が密接に関与しており、特に夏は他の季節と比べて日中の急性心筋梗塞発症例が夜間にシフトして増加することが分かりました。さらに日照によるビタミンDの合成量が急性心筋梗塞の発症に関与していることが示唆されました。
 本研究成果をもとに、季節や時間帯に応じて急性心筋梗塞に対する救急医療システムを柔軟に対応させて救命率を向上できることが期待されます。さらにビタミンDを標的とした心筋梗塞予防薬や診断マーカーの開発に繋がることが期待できます。
 
 
【論文名】[日本語]‘サマーシフト’: ST上昇型急性心筋梗塞の発症時刻における日照の影響
 ‘Summer shift’: a potential effect of sunshine on the time onset of ST-elevation acute myocardial infarction
 
【掲出雑誌】
 科学雑誌 Journal of the American Heart Association
 [米国東部標準時間2018年4月6日(金)オンライン掲載 ※解禁日時4月7日(土)0:00]
 
 
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