【論文掲載】子宮内膜症の進展機序を解明

子宮内膜症の進展機序を解明
~制御性T細胞低下による免疫制御機構の破綻が子宮内膜症の炎症や増殖を促す~
 
京都府立医科大学大学院医学研究科 女性生涯医科学 田中佑輝子病院助教、森 泰輔講師、北脇 城教授ら研究グループは、子宮内膜症における免疫制御機構を解明し、本研究に関する論文が平成29年9月6日(水)に科学雑誌『Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism』に掲載されましたのでお知らせします。
 子宮内膜症は性成熟期女性の約10%に発生し、月経痛や慢性骨盤痛などの痛みのほか、不妊などにより女性の健康を著しく損ないます。しかし、その発症および進展メカニズムは長らく謎とされ、未だ根本的な治療法は確立されていません。
今回研究グループは、子宮内膜症病巣局所では免疫抑制能を有する制御性T細胞が有意に減少しており、このことが免疫応答を亢進させることによって病巣局所の炎症や増殖進展をもたらしていることを見出しました。この病態メカニズム解明によって、子宮内膜症に対する新たな治療法や予防法の開発が期待されます。
 
 
【研究グループ】
京都府立医科大学大学院医学研究科 女性生涯医科学 病院助教 田中佑輝子
                         講師   森 泰輔
                         教授   北脇 城
【論文名】
 Exacerbation of endometriosis due to regulatory T cell dysfunction
[日本語:制御性T細胞の機能不全が子宮内膜症を悪化させる]
 
【掲出雑誌】
 科学雑誌Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism(米国内分泌学会雑誌)
[2017年9月6日(水)オンライン速報版掲載]
 
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